悪魔界篇
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「……。ハッ、仰せのままに。」
アルマロスは、両手に握り拳を作りつつ、レヴィアタンに従った。
オファニエルは、ここぞとばかりにほくそ笑み、アルマロスに言う。
「ほらみなさいよ!わたくしは、彼らのお友達ですもの!大事にされてるのよー!」
オファニエルは声高くアルマロスに言ってのけると、あっかんべーをして、レヴィアタンの後からついて行く。
アルマロスは、レヴィアタンの言うがままに従ってはいるが、納得はいかない顔で、後に続いた。
レヴィアタン達が、お城の中に入ると、悠真は、レヴィアタンの肩からやっと解放され、床に降ろされた。
内心ほっとする悠真が安心して、周囲を見渡すと、なんとそこには、驚くべき光景があった。
お城の中はまるで、中世ヨーロッパのお城みたいに天井が高くて、豪華絢爛な絵画や煌びやかなステンドグラスの窓、天井から吊り下げられているシャンデリアがあり、そこは、まるで異世界へと連れ出したかのように幻想的な世界がここに凝縮されていた。
悠真は天井を仰ぎ見て、すべてがあまりにもすご過ぎて、お城の中が美し過ぎて、目が眩むほどの豪華絢爛さに圧倒される。
「うわああー!すごい!!」
感嘆の声が思わず出ていた。
まるで天国に来たみたいだと、悠真は思った。
あまりの煌びやかな、お城の豪華さに、圧倒された悠真は、床に座り込んでしまった。
ゆっくりと城の中を上から下まで観察すると、
その中には、たくさんの絵画があり、その中には、肖像画もあった。
悠真はその中にある一枚の肖像画に、何故か惹きつけられる。
「あれは、あの絵は誰を描いてるんだろう?」
そう、視線をその絵に釘付けにし、呟いた。
すると、城主である、アルマロスが答えようとしたが、レヴィアタンがアルマロスを止め、レヴィアタンが答える。
「オレだ。」
「えっ!?」
「い、今なんて…言ったんだ??」
「オレだ。」
「??…なんで!?」
「だって、今の姿と違うじゃないか!!」
「………。」
レヴィアタンは、少し考えたがめんどくさいなという表情で、ため息をつく。
「今のこの姿は、アイツ(蓮)の姿で、あって、本来のオレの姿では無い。」
「オレは、アイツに、寄生してるだけの存在であって、元々はあの姿なんだ。」
「ええっ!!それじゃあ、今は、肉体がないの!?な、なんで!?」
「それは、………。」
「川原悠真。お前のせいだ。」
「ええええーーっ!?」
「俺のせい???」
「な、な、な、何故??」
悠真は、これっぽっちも、身に覚えのない事をレヴィアタンに言われパニックになった。