悪魔界篇
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アルマロスは、蓮から現れる悪魔が、まさか、まさかの、この悪魔界をかつては統治していた伝説の悪魔、レヴィアタンだとは。
あまりにも畏れ多くて、戦意も喪失してしまう程であった。
「あなた様の御意のままに。」
アルマロスは、レヴィアタンの前に跪き、そう告げると、アルマロスの居城である、お城へ案内しだす。
「うむ。悪くはないな。」
レヴィアタンは、悠真を肩に担いだまま、アルマロスの案内のもと、居城へ入って行く。
レヴィアタンに続いて、オファニエルも後に続くと、オファニエルだけ、お城の使い魔に、行く手を遮られた。
「ちょっとぉーー!!何するのよぉ〜〜!?
わたくしの、邪魔をしないでくれる!?」
そう言って、オファニエルは、行く手を遮る使い魔を押し退けようとすると、オファニエルは逆に、使い魔に押し返されたのであった。
押し返されたはずみで、オファニエルは、地面に尻もちをついた。
「………………。」
「わ、わたくしを誰だと思ってるのよっっ!?あなた達のお城の主人、アルマロスの!ご友人様なのよっ!!そして、わたくしは、この悪魔界で一番の魔力の持ち主なんだから!!この、無礼な態度は、一体、なんなの!?許せないわ!!」
オファニエルは、凄い剣幕で、使い魔に、怒鳴りつける。
「そこをお退きなさい!!」
と、また、オファニエルは、使い魔を押し退けようとした。
「待て。」
アルマロスの一言で、オファニエルと使い魔達が動きを止めると、アルマロスが、オファニエルに近づいて行った。
「オファニエル、あなたが出て行くのです。」
諭すようにアルマロスは言った。
「えっ?」
オファニエルは、愕然とした。
「あら、嫌だわ…。さっき言っていた事、気にしているのかしら、本気な訳ないでしょ!」
「わたくしだって、ちょっとは、そう思っていたって、いいでしよ!わたくしは、なんてったって、悪魔なんだから!」
オファニエルは、そうハッキリと言う。
「出て行くのです!オファニエル!」
アルマロスは、出口を指差して、沸き立つ怒りを抑えて言った。
オファニエルとアルマロスの中に、険悪な空気が、流れる。
「そこまでにしとけ、アルマロス。そのバカ女は、好きにさせとけ。」
「オレを待たせるな。」
レヴィアタンは、そう言うと、肩に抱えた悠真と、共に、アルマロスの城の中に、ズカズカと、入って行った。