悪魔界篇
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「わああああー!」
「お、俺をどうするつもりなんだ!?」
レヴィアタンの肩に担がれている悠真は、ジタバタと必死で足掻いてみたが、レヴィアタンは、意にも介さない様子で、また悠真のお尻を撫でている。
「うわああああー!き、気持ち悪い!!や、やめろよ!やめてくれ!!」
「お、俺を殺しに出てきたんだろ!?」
「なんで、こんな事するんだよ??」
「ま、まさか、俺にこ、こんな辱めを受けさせる為に、わざとやってるのかーー!!」
「こ、こんな、屈辱!俺は、許さないからなーーっ!!」
そう、レヴィアタンの肩の上で、ジタバタと、足掻き叫んでる悠真をレヴィアタンは、かわいいペットでも、眺めるかのように見つめ、言う。
「こんなに、可愛がっているのに…。わからん、ヤツだな…。」
と、レヴィアタンは、悠真のクリクリした、瞳を眺めていたが、吸い込まれそうな瞳に、惹きつけられそうになり、ハッと我に返るとそっぽを向き、チッと舌打ちして、また悠真のお尻を撫でた。
当の悠真は、そんな、レヴィアタンに、気づきもせず。お尻をレヴィアタンに撫でられるたびに、屈辱を感じ、この辱めをどうしてくれようかと、レヴィアタンに対して、今までの怒りが沸いてきているのであった。
一方のオファニエルは、眼前で二人の、悠真とレヴィアタンのイチャイチャしているやりとりを、見せつけられて、その場で、ガン見しながら、固まっていたが、オファニエルも、また、悠真と、同様、沸々と、静かな怒りが沸いてきているのであった。
悪魔界で、一番の魔力を持つと、自負しているオファニエルの最大の武器である、魅了が、効かないのが、原因かと思われたが。
本当は、ただひとりの女子として、人間の男に負けている、自分が、許せないであった。
「………………。」
「そうよ、そうなのよ。この、悪魔界でも、人間界でも、相通じるこの、可愛らしくて、魅力的で、可憐な、このわたくしを、差し置いて。そんな、ただの、人間界の男で、チンチクリンな男の、どこがそんなにいいのか!理解できないわ!!」
「そうよ!ただ、川原悠真の魂が、超ーレア級の、あの方の魂を、宿していなければ!ただの、わたくし達の餌でしかない、ただの人間。」
「そうだわ!そうよ!川原悠真の魂を、あの方の魂を、その身体から、奪えばいいのよ!」
「最初は、そうするはずだったのに!!」
「なんで、一緒にいるのかしら!?」
オファニエルは、ついつい、思ってる事を声に出していて、周りに丸聞こえだった。
それを、蓮こと、レヴィアタンも聴こえているはずだが、素知らぬふりをしていた。