悠の詩〈第2章〉

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「あれー、もうみんな集まってる感じ?」

「おめーが最後だよ、おっせーよ(笑)」

 とは言っても、誰もが思ったよりも早くの到着で、樹深が来たのだって13時前だったから、本当は文句なんて言う立場じゃない(笑)

「ごめんごめん…姉ちゃんがなかなか帰って来ないから、イッサを姉ちゃんのとこまで連れてってからこっちに来た。
 駅までの道すがらの所でよかったけどさ…12時までに帰るって言ったんだからさぁ、そこ守ってほしいよね」

 樹深がだんだんと刺々しい言い方になっていく、俺はまたカレシの三浦絡みかなと予測出来るけど、こんな様子の樹深を初めて見る他の3人は目を丸くしていた。

 その視線を感じた樹深は気まずそうに笑って、

「みんなごめんね、おまたせしました」

 腰より下に頭を下げた。

 やだな後藤くん、そんなに待ってないから大丈夫だよ、丸山が樹深の詫びに慌てて、由野がうんうんと相槌を打つ間、

「ふーん、後藤くんもあんな風になることがあるんだな」

 柏木が俺の隣でぽつりとこぼした。

 ん?

 あれ?

 柏木が樹深を気にしてる?

 もしかして?

 と思って柏木を横目で見ると、柏木は既に怪訝に顔を歪めたのを俺に向けていて、

「キミねぇ…
 キミのそういうとこ、ほんっと…やなんだけど。
 何でもかんでも色眼鏡で見るな、あほらしい」

 清々しいくらいに吐き捨てた。





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