12月24日の灯り

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 タケト
「あ? あれ?
 おれら…何してた?」

 てっちゃん
「え? えーっと…
 あぁそうそう、家に帰るんだよ。
 タケんとこ、仕事から早く
 帰ってきたんだろ?」

 タケト
「あぁ、そうだった。
 ったく、てっちゃんとパーティー
 するとこだったのによ」

 てっちゃん
「とか言って、タケ、
 ニヤニヤしてんじゃん」

 タケト
「へへへ」

 ケーマ
「かえろー♪」





 ふー、やれやれ。

 ネックウォーマー取り上げられて
 どうなることかと思ったけど、
 なんとか切り抜けたぞ。

 神様にバレたら、
 大変な目に遭うところだった。

 今回はボクの気まぐれで
 ひみつをばらしちゃったから、
 記憶を消させてもらったけれど。

 大人になって、
 サンタクロースってやつの意味を、
 自分自身の手で自分なりに
 見つけていたなら。

 その時また、キミたちに逢いにいくよ。

 その頃にはきっともうボクは、
 見習いじゃなくなっているハズだから。

 堂々と、キミたちにプレゼントを
 渡しに行ってもいいかい?



 …いいでしょ?











聖夜のひみつ〈完〉



[リアルタイム執筆期間]
2014年12月23日

[改稿終了日]
2021年6月6日






※よければこちらもどうぞ
【聖夜のひみつ】あとがき





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