レンズの向こう側
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(★)
「せーか…潮噴き初めて見た」
「言葉にするな、ばかもう、ノブのばぁか」
開かれていた脚を閉じて、顔を隠しながらこれでもかってくらい縮こまるあたし。
ソファーがぐっしょりと濡れてしまった…ノブキがバスルームから何枚かバスタオルを取ってきて、そこに敷き詰めた。
それから、ノブキのジーンズにもかかってしまったから、ノブキは下着ごと脱いで…あたしと同じ全裸に。
あたしをふわりと抱きしめる、ノブキの肌が直接あたしの肌に吸いついて、うわ、なんて気持ちいいんだろうと思った。
それと、その、その拍子にあたしの脇腹に、ノブキの雄々しくなったのがつんつんと主張する…
「ノブ…すけべ…」
指の間を広げてノブキのを見ながら言うと、ノブキはボッと顔を赤くして、
「みないで。
せーかがえっちでかわいいからでしょう?
こんなんなっちゃうよ…」
口を尖らせてうつむく、やっといつもの女々しいノブキに戻った。
と思ったら、急にノブキは立ち上がって、あたしのこともソファーから立たせた。
そして壁の方へ連れていかれて…壁を背に閉じ込められた。
手首を押さえて、前面を、顔を、胸を、アソコを、ノブキは舐めるように見つめた。
「ノブ…? …あん…っ」
ノブキの指がまたあたしのナカを掻き回して、あたしのカラダはもう敏感になってる、激しくされたわけじゃないのに、とめどなく液が溢れる。
ノブキはいつの間にか手にゴムを持っていて、片手で器用に装着した。
「せー、か…挿れる、よ…」
先っぽをヌルヌルに擦りつける、それだけでまたイッちゃいそうになったけど、あたしはかろうじてノブキに頷いてみせた。
ノブキもまた、イッちゃいそうだった? 擦りつけた瞬間すごく切なそうに顔を歪めた。
入口のすぐ上の小さな突起を、指の腹でやさしく撫でながら、ノブキがゆっくり挿入する。
あたしは、そのスローに内側を擦られる感触だけで、ビクビクっとみぞおちが跳ねる。
ノブキがまた、切なそうに息を吐いた。
「アア…ッ、
せーか、そんなにしめないで…
…ぜんぶはいった…」
…