呼吸を重ねて

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 (★)

「ホノカ、カワイイ声」

 ハジメさんの手が一旦外に出て、そっと下着を下ろされた。

 脚の付け根で止まって、毛が部屋の空気に触れて、また相当すごいカッコウなんだと思ったら、掻き回された所がびくんと跳ねて再びじわっと熱くなった。

 あらわになったおしりの肌を撫でながら、ハジメさんは私の口を塞ぐ手の指を握った。

「…ガマンするのナシ…」

 至近距離で見つめられながら、ハジメさんの手がまた割れ目へ滑っていくのを感じる。

 茂みの部分を柔らかく覆って、スナップをきかせて揺さぶった。

「ンンン…ッ!」

 割れ目に置かれた力の入っていない指が敏感な所を擦って、脚がピンと突っ張った。

「だから、ガマンはナシ…

 それから…

 …俺を見てて…」

 握った指を外して手のひらを合わせた。指の間にハジメさんの指が絡め入る。

「アッ…アッ…ァン…ッ」

 私の淫らな声に水音が重なる。

「イッパイ…溢れて…ホラ…入る…」

「──!!」

 ハジメさんが少し離れて、私の脚の間の状況を見せる。

 ハジメさんの中指が…出たり…入ったり…

 パンパンと打ち付ける音が響く。

「~~~ッ」

 堪らず膝を閉じようとしたのをハジメさんが制す、片方の膝裏に手を入れて、私の左足をソファーの縁に立たせた。

 私の脚の間から四つん這いに私を囲うハジメさん、上から見下ろして、ゆっくり私の唇を啄みながら、指の出入りを激しく繰り返す。

 頭が痺れてきた。

 心臓の裏っ側から何かが競り上がる。



「…ハジメさん…
 …ハジメさ…

 …ァアア…ッ!」



 オカシクナッチャウ。



「ホノカ。

 カワイイ。

 エッチ。

 見ていいのは俺だけ。

 アア。

 ホノカ。

 ホノカ…ァ」



 ハジメさんのコーフンした声。



 ダメ。



 もう、ダメ。



「──ぁあん!」



 ひときわ大きく喘いだ、私。



 茂みの奥でヒクヒク動く所から、熱い液が出るのを感じる。



 ハジメさんの指が抜かれると、ログハウス中の電気がパッと点灯した。



 ひどく乱れた私の姿が明るみに出て、消えてしまいたかった。





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