呼吸を重ねて
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肌の熱さが浮き彫りになる程、周りの空気が冷たいと感じた。
それ以上に熱い、ハジメさんの手。唇。
晒された肩と鎖骨に沢山口づけながら、ハジメさんの手がブラのカップをそっとめくった。
「…ッ」
咄嗟にあらわにされたものを手で覆った。
でもハジメさんに優しく横へ払われた。
「…どうして…?」
「だ…って…」
小ぶりな私の胸。実はコンプレックス。
イッサちゃんくらい大きかったらよかった。
ハジメさん…昔、イッサちゃんの事好きだったって言ってた。
もしかしたら大きいのが好きかも、なんて考えたりする…
「ぅ…あ、の、ハジメさん…」
「…ウン…?」
「…ごめんなさい…」
「………ナニが??」
「………ち…っちゃくて………」
消え入りそうな声で呟いた。
一瞬間があって、あ、ガッカリさせた? と思ったら、耳にキスをされて、
「ばか」
と囁かれた。
心臓が飛び出そうになって、また手で抑えようとしたところを掴まれて、今度は恋人繋ぎ。
唇の上下を優しく吸いながら、片方の手で私の胸を包み込んで柔らかく動かす。
時々指の腹で尖端を撫でられて、ビクッと小さくのけぞった。
「…カワイイ…ヤワラカイ…」
ツツツとハジメさんの唇が降りてきた。
谷間に顔をうずめてフルフルと擦りつけたり、尖端を口に含んでピチャピチャとわざと音を立てたりする。
私は堪えきれずに、はあっ、と強く息を吐いて、空いている方の腕でハジメさんの頭を抱えて、さらに密着させた。
「すごいドクドク言ってる…」
ハジメさんは嬉しそうに笑った。
そしておもむろにスウェットの上を脱ぎだして、ハジメさんの肌があらわになった。
夏の海の時に一度見ているのに、その時は何も思わなかったのに、今、真っ直ぐに見れない。
ウロウロと視線をさ迷わす私の頭を、ハジメさんは自分の胸に寄せた。
「ホラ…俺も…すごいでしょ…?」
…