雑踏の中のふたり

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 (★)

 初めて見る高志のカラダを見て、千晴はぱっと目を反らした。

「…どうした…?」

「だ…って…」

「…見てよ…」

「…アッ…」

 千晴の顎を持ち上げた。

 千晴の顔が、みるみる赤くなる。

 俺の肩とか、腕とか、胸元とか、とにかく目が泳ぐ。

 そんなにうろたえて、かわいい。

 コータのは、見た事ない? キスもなかったんだったら、そうなのかな。

 千晴が不意に、高志の腹部に手を滑らせた。

「…っ…」

 沢山の蹴り痕、やっぱり、ズキズキと痛い。

 顔を歪めていると、千晴は高志の手をそっと払って、そこに唇を寄せた。

 高志の反り立つモノが、千晴の膨らみに触れる。

「ア…ッ、ち…はる…」

「エッ」

 高志は、衝動に駆られた。

 千晴のふたつの膨らみで、高志のを挟んで…上下に擦った。

「アッ…ヤッ…!」

「ちはる…ちはる、ゴメン…ちはる…ち、はる…ぅ」

 高志のモノが、膨れあがる。

 膨らみを揺さぶられて、千晴が喘ぐ。



 波が、ふたりに押し寄せようとしていた。





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