雑踏の中のふたり
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「ちはる…? 大丈夫…?」
ぐったりとする千晴を、そっと抱きしめた。
千晴は両腕を高志の首に巻きつけて、高志の胸に顔をうずめた。
「…私っ…ヘンになっちゃっ…たよ…?
高志…どうしよ…?
もっと…さわって…?
…ううん、チガウ、ワスレテ…
…アァンッ、ダメ、たかし、ヤァン…ッ!」
千晴の言葉の途中から、高志は千晴の胸の尖端を指の腹で刺激した。
プルンと震える、千晴の膨らみ。
高志は自分の片膝を、千晴の脚に割り入れた。
「アンッ…アンッ…アンッ…」
少しばかり開かれた、千晴のソコに再び指を這わせる。
ヌチャヌチャと、新しい蜜が溢れ出た。
千晴の声、千晴の肌、千晴の…神秘。
千晴の何もかもが、高志を刺激する。
千晴。
痛くしちゃうかも。
受け入れて、もらえる?
高志は千晴の下着をスルリと取っ払って、自分のシャツも、ズボンも下着も、全部毛布の外へ投げ捨てた。
…