雑踏の中のふたり
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チュパッ、と唇が音を立てて離れた。
「…ほん…と…? 私…いていいの…?」
また目に涙を溜めて、千晴は高志を見つめた。
「…おまえこそ…俺にこんな事されて…いいのかよ…?
…おっさんと…なんら変わりねぇよ…」
そう言って…高志の手が、スルスルと下へ下がって、ゆっくりと千晴の胸を揉みしだいた。
「ア…ッン!」
千晴の声に色が乗る。
やばい。柔らか過ぎ。おっさん、散々これを弄んでたんだ。
千晴の肩に掛けていた、高志の上着がパサリと滑り落ちた。
「ち…はる…? …恐く…ない…?
…おっさんにされた事…俺も…してる…のに…」
言いながら、千晴の膨らみの尖端を舌で撫でる。
はあっ、と熱い息を吐きながら、千晴は高志の頭を抱えて、言った。
「…高志は…ち…がう…よ…
…恐く…ないよ…イヤ…じゃない…よ…
…高志…好き…だよ…?」
千晴の言葉に、高志の何かが崩れた
高志は毛布の中で千晴を押し倒して、千晴の下着の中に手を突っ込んだ。
…