FALL

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 (★)

 ちょっとだけ。

 ほんの一瞬だけ。

 先っぽを、アソコに宛がって、ぐ…っと、ねじ込んで、すぐに抜いた。

 たった数cm入っただけで、びっくりするくらい気持ちよかった。

「う…」

 芽衣子ちゃんが顔を歪める。

「…芽衣子ちゃん…力、抜いて…?」

 くちゅくちゅと指で撫でながら、耳元で囁いた。

 その間に、片手でゴムを装着。

「…は…い…」

 芽衣子ちゃんの腰を持ち上げて、M字に両脚を広げさせる。

 エッチなカラダ。やらしい。芽衣子ちゃん。

 再び、挿入れていく、ゆっくり、ゆっくり。

 ゴムの隔たりがあっても、気持ちよかった。

 さっきよりまた数cm進んでキツくなったところで、一気に抜く。

 それを、数回繰り返した。

 芽衣子ちゃんが声を出さなくなった。

 痛いのを我慢している、それが伝わる。

「 …ご…めん…芽衣子ちゃん…
 …自分ばっかり、気持ちよくって…
 …いたい…よね…?
 …も…やめよ…?」

 ようやく半分まで挿入ったところで、急に罪悪感に襲われた。

 最後の最後まで、俺、芽衣子ちゃんに怖い思いをさせてる。

 ジリリリリ…

 どこかの部屋で、目覚まし時計が鳴っているのが聞こえる。

 今の時間は多分、7:00。

 もう少ししたら、靖子がここへ芽衣子ちゃんを迎えに来る。

 うっすら汗をかいている芽衣子ちゃんの額に、前髪が張り付いていたのをそっと掻き分けて、腰を引こうとした時。



 ぎゅっ…



 芽衣子ちゃんが

 俺の腰に

 両腕を巻きつけた



「…わたし…平気…だから…
 …相田さん…に…
 …あげたい…



 …はじめて…
 …もらって、くれますか…?」





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