FALL

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 (★)

 涙が目尻から溢れそうになっていたので、唇を寄せて、ちゅっと吸った。

「…好きから来る、苦しさ…?
 …俺も…そうだよ…
 …大好き過ぎて…っ
 ……」

 言葉が、続かない。

 続かない、代わりに…

「…やっ…」

 背中に添えてた手を、するすると下へ…

 スカート越しに、腰のくびれと、お尻と、太ももを撫でる。

 指が、スカートの裾を触って…引っ掛けて。

 また、お尻の方へ手を上に滑らせると、一緒にスカートが捲れて…

 芽衣子ちゃんの、太ももの素肌の感触が分かった。

 もう少し、上へ…

「…っ…」

 芽衣子ちゃんが、俺のはだけたシャツをぎゅっと掴んだ。



 芽衣子ちゃんの

 下着が

 ほんの少し

 指に触れた





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