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それから3年近く経ち、自分の稼ぎでヤスコの元へ訪れる機会を得た。
本当は雪まつりの期間内の滞在にしたかったけれど、専門学校やアルバイトの調整がうまくいかず、雪まつり前に帰る日程になってしまった。
でも、また北の地を踏める、しかも初めて一人きりでという状況下、それだけで十分に高揚する私。
飛行機を降り立ち到着ゲートをくぐるとすぐに、ぶんぶんと手を振るヤスコの姿が飛び込んできた。
「メーイー! こっちこっち」
「ヤスコ、迎えに来てくれてありがとう。
…でも、大丈夫だったの? 仕事」
そう、この日は金曜日。そして今、夕方になる前の時刻。普通に考えれば就業中のはずなのだけど。
「今日は早退させてもらった。その代わり土曜出勤になっちゃったけど。
メイ、着いた早々悪いけど急ぐよ」
「え? どうして? 何かあったの?」
「いいからいいから、あたしの車あっちだから、ほら早く、始まっちゃうからさ」
抱えていた私の荷物をやや強引に取って、足早に進んでいくヤスコ。
始まるって、ナニが?
聞いてもヤスコは答えずニヤニヤするだけ、何の情報も得られないまま車は走り出した。
まさかこの1時間後に…あんな展開が待っているとは。
早く言ってほしかったよ、ヤスコ。
…