最後の一滴
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ロビンさんに案内されて辿り着いた場所は船の甲板らしい。
先程鼻を掠めた良い香りがより一層強く濃くなった。
眩しい太陽の光に目を細め、陽の光を遮るように手をがざした途端、
「お〜!!ロビン!猫女!待ってたぞ!!早く来い!!メシだ!メシ!!!!」
「おいコラ!ルフィ!!レディに向かってなんて口の利き方だ!!」
「お!嬢ちゃん待ってたぜ〜!先ずはメシだ」
「座って落ち着きましょう〜」
なんか人(?)が増えている。
まだ出てくるのだろうか?
「さ、先ずは食べてからにしましょう」
「こっちにいらっしゃい!」
女性陣に促されててあれよあれよと席に着いた。
皆さん、賑やかで警戒心が無さすぎやしないか?
自分で言うのもなんだが、怪しい女(ネコ?)なんですが??
「おいサンジ!食っていいか!?!?」
「レディも席に着いたしな。いいぜ」
「よっしゃー!!!いただきまーーーす!」
\\いただきまーす!//
「召し上がれ」
あまりの勢いと声量に圧倒されていると、助けてくれた金髪の彼がそっとやってきてスープを置いてくれた。
琥珀色のスープがキラキラと太陽の光を反射させて、ふんわりとした湯気に乗ってきた香りはとても優しかった。
「レディ、いきなり胃にものを入れるとイケネェから、先ずはスープから飲んでみませんか?」
『あっ、えっと…』
「やべぇ!もしかして苦手だったか?」
『ぃえ!とても!優しい香りがします。助けてくださり、ありがとうございました』
サンジは彼女の表情に安心したのか、大した事ないと言いながら優しく笑うと軽く自己紹介をして、飲み物の好みを聞いてきた。
『ぇっと、温かいものが好きで、お酒は、飲めません…』
「随分アバウトねぇ、…サンジくん!今日のオススメは?」
「ハァアイ!ナミさん!!今日のオススメはサッパリ爽やかピーチティでございます〜♡♡♡」
「じゃあ、それで。ロビンは?」
「私も同じでお願いするわ。貴女は?」
『ぁっえっと、私も同じで…』
「レディ、ピーチティは冷たいけど、平気か?」
『氷少なめ、とか…出来たりしますか?』
「よろこんで!!!!」
ラブリン♡メロリン♡ハートを飛ばしながらラブハリケーンでキッチンへと戻って行った彼を呆然と眺めていたなまえは、ロビンの声によって意識が戻った。
「どう?賑やかでしょう?」
『…はい、なんか、スゴイですね…』
「煮え切らない答えね。私はナミ、この船の航海士よ」
『あっ!服!色々とありがとうございます』
「いいわよ。きっちり働いて返してもらうから!」
『はい!もちろんです!!』
「ほら、早くスープ飲まないとルフィに取られるわよ」
『え、?』
「なんだ!?お前だけ特別か!?俺にも食わせろ!」
「ほら!言わんこっちゃない!!ダメよルフィ!!」
彼の伸びてきた手を叩き落としたナミさん。
ん、?伸びてきた、手??
『、ぇっ、、?!?!?!て、え?』
「新鮮な反応ね」
「あの食い意地ゴム人間がウチの船長のルフィよ」
『ゴム人間…?』
「そう、ゴムゴムの実を食べた能力者」
『のうりょくしゃ…?』
「アンタほんとに何もわかってないのね」
『すみません…』
「いいのよ。先ずは早く食べないと全部男共に食べられちゃうわよ」
『ホントだ…もう殆ど無い…』
あまりの情報量の多さに戸惑う私を置いて、目の前にあった豪華で美味しそうだったキラキラで美しい料理たちはもう半分以下になっていたので、慌てて手元の琥珀色のスープに口をつけた。
『…っ、ぅ、ぉいしぃ…』
胸から熱いものが込み上げ、自然と零れる涙にわけもわからず、私はただただ暖かい味に感動したのだと思っていた。
美味しいは笑顔
(何かが変わる気がする新しい出会い)
2024.07.24
先程鼻を掠めた良い香りがより一層強く濃くなった。
眩しい太陽の光に目を細め、陽の光を遮るように手をがざした途端、
「お〜!!ロビン!猫女!待ってたぞ!!早く来い!!メシだ!メシ!!!!」
「おいコラ!ルフィ!!レディに向かってなんて口の利き方だ!!」
「お!嬢ちゃん待ってたぜ〜!先ずはメシだ」
「座って落ち着きましょう〜」
なんか人(?)が増えている。
まだ出てくるのだろうか?
「さ、先ずは食べてからにしましょう」
「こっちにいらっしゃい!」
女性陣に促されててあれよあれよと席に着いた。
皆さん、賑やかで警戒心が無さすぎやしないか?
自分で言うのもなんだが、怪しい女(ネコ?)なんですが??
「おいサンジ!食っていいか!?!?」
「レディも席に着いたしな。いいぜ」
「よっしゃー!!!いただきまーーーす!」
\\いただきまーす!//
「召し上がれ」
あまりの勢いと声量に圧倒されていると、助けてくれた金髪の彼がそっとやってきてスープを置いてくれた。
琥珀色のスープがキラキラと太陽の光を反射させて、ふんわりとした湯気に乗ってきた香りはとても優しかった。
「レディ、いきなり胃にものを入れるとイケネェから、先ずはスープから飲んでみませんか?」
『あっ、えっと…』
「やべぇ!もしかして苦手だったか?」
『ぃえ!とても!優しい香りがします。助けてくださり、ありがとうございました』
サンジは彼女の表情に安心したのか、大した事ないと言いながら優しく笑うと軽く自己紹介をして、飲み物の好みを聞いてきた。
『ぇっと、温かいものが好きで、お酒は、飲めません…』
「随分アバウトねぇ、…サンジくん!今日のオススメは?」
「ハァアイ!ナミさん!!今日のオススメはサッパリ爽やかピーチティでございます〜♡♡♡」
「じゃあ、それで。ロビンは?」
「私も同じでお願いするわ。貴女は?」
『ぁっえっと、私も同じで…』
「レディ、ピーチティは冷たいけど、平気か?」
『氷少なめ、とか…出来たりしますか?』
「よろこんで!!!!」
ラブリン♡メロリン♡ハートを飛ばしながらラブハリケーンでキッチンへと戻って行った彼を呆然と眺めていたなまえは、ロビンの声によって意識が戻った。
「どう?賑やかでしょう?」
『…はい、なんか、スゴイですね…』
「煮え切らない答えね。私はナミ、この船の航海士よ」
『あっ!服!色々とありがとうございます』
「いいわよ。きっちり働いて返してもらうから!」
『はい!もちろんです!!』
「ほら、早くスープ飲まないとルフィに取られるわよ」
『え、?』
「なんだ!?お前だけ特別か!?俺にも食わせろ!」
「ほら!言わんこっちゃない!!ダメよルフィ!!」
彼の伸びてきた手を叩き落としたナミさん。
ん、?伸びてきた、手??
『、ぇっ、、?!?!?!て、え?』
「新鮮な反応ね」
「あの食い意地ゴム人間がウチの船長のルフィよ」
『ゴム人間…?』
「そう、ゴムゴムの実を食べた能力者」
『のうりょくしゃ…?』
「アンタほんとに何もわかってないのね」
『すみません…』
「いいのよ。先ずは早く食べないと全部男共に食べられちゃうわよ」
『ホントだ…もう殆ど無い…』
あまりの情報量の多さに戸惑う私を置いて、目の前にあった豪華で美味しそうだったキラキラで美しい料理たちはもう半分以下になっていたので、慌てて手元の琥珀色のスープに口をつけた。
『…っ、ぅ、ぉいしぃ…』
胸から熱いものが込み上げ、自然と零れる涙にわけもわからず、私はただただ暖かい味に感動したのだと思っていた。
美味しいは笑顔
(何かが変わる気がする新しい出会い)
2024.07.24