近所のお姉さん
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【出会い】
と言うほど大層なものではないが、お隣のお家に元気な赤子がやってきた。
新しい家が建ったと思ったら、赤子とその両親がお引越しのご挨拶に来てくれたのだ。
その母親は私に、腕に抱いたその赤子を見せてくれた。
「お姉ちゃんにご挨拶しましょうね、夏油傑です」
『げとうすぐるくん』
「そうよ、お姉ちゃんのお名前は?」
『私のお名前はみょうじなまえよ。よろしくね、すぐるくん』
しっかりしてるね、なんて褒めながらも私に目線を合わせて抱いている赤子…すぐるくんがよく見えるように近付けてくれている。
「なまえお姉ちゃん、抱っこしてみる?」
『えっでも、落としちゃったら、怖い…』
「大丈夫よ、ちゃんと支えてるわ」
『…ママ、いいかな?』
「なまえが抱っこしたいなら、お願いしたら?」
『…うん。すぐるくん抱っこさせてください』
「ええ、もちろんよ」
ママの了承も得たので、早速すぐるくんママは私にすぐるくんを抱っこできるようにそっと抱き方を教えて預けてくれた。
『お、もい…』
「そうねぇ、意外と重いね。命の重さだよ」
『いのち…なんか、いい匂いする…ふわふわで、かわいい』
「きゃあ!」
『!!笑った!?』
10歳の女の子には赤子は重く感じたが、ふわふわのこの子をそっと抱きしめると、すぐるくんは声を出して手を伸ばしてきた。
「「えっ!?」」
「?どうかされました?」
「あっいや、…うちの子あまり声を出さないというか、あまり笑わないので心配していたのですが…なまえお姉ちゃんにはこんな笑顔を…」
「なまえお姉ちゃん、これからも傑と遊んでくれるかな?」
『もちろん!なまえはお姉ちゃんだもん!』
「ありがとう」
どうやら大人しいはずの赤子は、この運命のような出会いに歓喜したようだった。
初めましての生命体
(お姉ちゃんが貴方を守るから)
2024.07.26
と言うほど大層なものではないが、お隣のお家に元気な赤子がやってきた。
新しい家が建ったと思ったら、赤子とその両親がお引越しのご挨拶に来てくれたのだ。
その母親は私に、腕に抱いたその赤子を見せてくれた。
「お姉ちゃんにご挨拶しましょうね、夏油傑です」
『げとうすぐるくん』
「そうよ、お姉ちゃんのお名前は?」
『私のお名前はみょうじなまえよ。よろしくね、すぐるくん』
しっかりしてるね、なんて褒めながらも私に目線を合わせて抱いている赤子…すぐるくんがよく見えるように近付けてくれている。
「なまえお姉ちゃん、抱っこしてみる?」
『えっでも、落としちゃったら、怖い…』
「大丈夫よ、ちゃんと支えてるわ」
『…ママ、いいかな?』
「なまえが抱っこしたいなら、お願いしたら?」
『…うん。すぐるくん抱っこさせてください』
「ええ、もちろんよ」
ママの了承も得たので、早速すぐるくんママは私にすぐるくんを抱っこできるようにそっと抱き方を教えて預けてくれた。
『お、もい…』
「そうねぇ、意外と重いね。命の重さだよ」
『いのち…なんか、いい匂いする…ふわふわで、かわいい』
「きゃあ!」
『!!笑った!?』
10歳の女の子には赤子は重く感じたが、ふわふわのこの子をそっと抱きしめると、すぐるくんは声を出して手を伸ばしてきた。
「「えっ!?」」
「?どうかされました?」
「あっいや、…うちの子あまり声を出さないというか、あまり笑わないので心配していたのですが…なまえお姉ちゃんにはこんな笑顔を…」
「なまえお姉ちゃん、これからも傑と遊んでくれるかな?」
『もちろん!なまえはお姉ちゃんだもん!』
「ありがとう」
どうやら大人しいはずの赤子は、この運命のような出会いに歓喜したようだった。
初めましての生命体
(お姉ちゃんが貴方を守るから)
2024.07.26
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