-BlueRosePrincess-【凍結】
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今日は、季節はずれの転校生がやってくる。
また支葵と莉磨にポッキンチョコを食べられてる英は嘆いていた。
が、そんな教室に突如聞きなれない笑い声が響いた。
「楽しそうなクラスでよかった…ねぇ、授業はまだ始まらないの?」
「お前…誰だ?」
「おまえ?…ねえ君、…おまえって…私のこと?」
教壇からふわりと飛んで英に近づく転校生。
空気がより一層凍る。
「新参の方が自ら名乗れば済むことだよ…」
『“紅まり亜”…さん』
「…あ、不愉快にさせてごめんなさい。玖蘭…枢様、なまえ様」
そう言ってまたふわりと移動し、今度は枢に近付き手を取った。
「ああ…!純血の方にお逢いできるなんて、まり亜うれしい!」
「な…」
「……」
「なまえ様までお揃いだなんて!こんなこと…あ、…ごめんなさい。なんだか私空気を悪くしたみたいね。ふふっ、私は一先ず席を外した方がよさそうね」
そう言って嵐が去ったような、おかしな空気のまま授業はお開きとなった。
そのあと、枢と拓麻と図書室に寄った。
「枢、あの転入生…どうしよっか?」
「じゃあ一条、君が面倒をみてあげるといい」
「え」
「僕が表立って動くと問題になるし、なまえに近付けたくもない」
『枢…』
「この学園には彼女の欲しいコマが揃っているからね…」
「駒…ね。そういう言い方も確かにあるか…揃ったのは、偶然?」
そう言った拓麻に向き直ると、なまえの腰を抱き寄せ
「違う。僕が揃えたんだ…」
『枢…?』
「行こう、なまえ。一条、くれぐれも彼女を頼んだよ」
「…はぁい。おやすみ、二人共」
『おやすみ、拓麻』
駒は揃い始めた
(なまえ、これからまた何か起こりそうなんだ)
(そうみたいね)
(見えて…いるんだね)
(ええ、)
(危ないことはしないで)
(枢もよ)
2013.12.07
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