〜春を呼ぶ妖精たちの祝祭〜【完結】
夢小説設定
この章の夢小説設定ヒロイン≠ユウ
転生トリップ女性
男装している
オンボロ寮生
恋人未満
レオナのお世話係
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---おまけ:控えトーク
「もうすぐ、レオナくんたちのファッションショーの時間だ。〖妖精の郷〗の女王を釘付けにするレオナくんのポージングかぁ…ヴィルくんは何か思いついたみたいだけど、詳しくは教えてくれなかったし…心配だよね〜☆」
「あの……と、とというかケイト氏…そ、その…か、か、勝手に…ぼぼ、僕のドローン映像…の、のの…のっ、覗かな」
「え、なに〜?よく聞こえなかった」
「えっ、あっあっ。…あ、なんでもない。(あ〜これだから話を聞かない陽キャは嫌なんだ。パーソナルスペースバグりすぎか?)」
司会妖精《続きまして…エントリーナンバー14。今年初参加のグループの登場です!グループ名は…〖俺と召使い〗?一体どんなファッションを見せてくれるんでしょうか。拍手でお迎えください、どうぞ!》
「ん!レオナくんたちのショーが始まったみたい♪」
「あのキレのあるダンスを見ればわかるわ。ジャミル、掴んだようね。そうよ、ショーにおいて大切なのは、自分の中に眠る情熱を解放すること。それがオーディエンスを熱狂させ、一体感を生み出すの。ジャミル…アンタのパッション、会場のみんなに届いているわよ。…けど、いったい何を経験したら、晩であそこまで成長できるのかしら…ねぇ、イデア?」
「さ、さあ?(…い、いいぞジャミル氏。みんなと一緒に汗を流す姿、輝いてますぞ…!)」
「カリムくんとジャミルくんのダンスかっこいい〜!直接マジカメに収めたかったな…」
「(いい調子ですぞジャミル殿…!)」
司会妖精《真ん中にいる妖精も堂々としていますね》
「レオナくんだ!」
司会妖精《太陽のような瞳と、健康的に焼けた肌、パワフルな肉体を包む純白の羽衣!今回のフェアリーガラのテーマである“エキゾチック”にマッチしています》
妖精A《物憂げながら、見事な足さばき…一体なんの妖精だろう》
妖精B《滲み出る気品と、豪華な衣装。さぞ名のある妖精に違いないね》
「わぁわぁ好き勝手騒ぎやがって…余裕で評価してられるのも今のうちだ」
司会妖精《いよいよランウェイの先端までやって来ましたね。一体どんなポーズを見せてくれるのでしょうか》
「癪に障るが…ヴィルも認めた“とっておき”を見せてやる。〖ティアラも視線も独り占め大作戦〗…俺が成功させてやるよ!」
司会妖精《こっ、これは!!!???》
---バサァ!!
司会妖精《……なんということだ。さっきまでミステリアスで儚げだった妖精が…重厚なケープをめくり、足を大きく広げて雄々しくターンしました!始めのアンニュイさはそのままに、それでいてダイナミック!!!こんなに大胆で力強いポーズをとった妖精は、いまだかつて見たことがなーーい!!!会場中が、ランウェイに釘付けです!》
「あ、あの動きは!」
「あの動き、あれは……布団をかぶる動き…!!!」
「ほう!なるほど、ふと……え?布団?何故?」
「グッボーイ!」
「ひっ!また人が増えた!」
「あ、クルーウェル先生」
「レオナが“ふて寝”しようと、布団を強引に被った時…その動きから閃いたの。だらしないレオナが持つ数少ない長所。…それは迫力!レオナのポージングに足りないものはアイツらしい“野蛮“さだったのよ!」
妖精B《バサ〜してッ!》
「おらよ!」
---バサッ!!
妖精たち《きゃ〜〜!!!!!》
「グッボーイ、キングスカラー。やればできるじゃないか。あいつの雄々しい動きで衣装が輝いている。俺も作った甲斐があるというものだ」
「全員の視線がレオナ氏に釘付けじゃん…想像するだけで吐き気を覚えるレベル」
「あんなに嫌がってたけどさ、フェアリーガラ中の妖精を虜にするなんて…流石、レオナくんだねっ♪」
司会妖精《みなさん…盛大な拍手を!!》
教室で見守る講師陣
(ドローンの映像勝手に見に来ないで欲しい)
2020.07.01