キノの旅が5年ぶりに新刊出たというので買ってきた。5年……5年経ってたのか。月日は早く流れるものだな。物語のクオリティもイラストも変わっていなくて安心した。あ、あれか。学園キノがあったからそんなに長い期間発行されていなかった感じがしないのかもしれない。(ガンゲイルはSAO読んでなくてよくわからなかったので諦めた派)学園キノも割と中途半端なところで長い間放置されていたから打ち切りの可能性はほぼ考えていなかったけど、やっぱり実物が目の前にあると安心する。
時雨沢先生と黒星先生のタッグは最高だよな。一つの大陸シリーズも運ばれてくる前にシリーズも好き。一つの大陸シリーズはその時読んでる代によって一番好きが変わるくらいにどの代も好き。個人的に覚えている言葉は食糧危機を解決する方法を問われたナーシャ先輩の「全員で海に飛び込め」。完結しているのが悲しいが、それまでの伏線をするすると回収されており終わり方も綺麗でシリーズ追いかけてよかったと感じさせる作品。運ばれてくる前にシリーズは時々ページを開いて心を安定させるのに使っている。絵柄も絵本のようで可愛らしい。
レイシリーズは今後電撃文庫版が出るらしいのでそれを楽しみにしている。あれ、あとなんか書いてたよな、と思って調べたら「男子高校生(略)絞められている」だった……あったね……。ラノベのタイトルが長いのが流行してた時のやつ。
そうそう、キノは角川つばさ文庫版もあるね。詳細に描写されるグロ&えげつない戦闘シーンがあるコロシアムがカットされて別の話が収録されている版。対象年齢を考えるとこの処理は妥当だけど、この作品でシズと陸が初めてキノと顔を合わせるから後々どうなるんだろうと思っていたらそれ以降つばさ版の続編は出なかった……。これ、つばさ版でハマって電撃文庫版に手出した子達ショックで寝込まない？まあ、そういった子達は将来オタクになる可能性秘めてるから大丈夫か。要らぬ心配であった。
ともかく、時雨沢先生が作家になってから25周年ということでおめでたい年らしい。おめでたい。キノの旅の中で一番好きなキャラはティーちゃんです。無口だが発言が強火で手榴弾投げるのが得意な幼女。かわいい。