「これから人類存続を掛けたじゃんけんを開始する、司会と審判は立緋伊路高等学校の学食どんぶらのマスターの俺、五色田介人だ」
ｳﾜｧｧｧｧ!!(歓喜)
「では開始する前のルール確認だ。このゲームは運だけが武器、つまり予測といった能力、選手に直接攻撃するといった妨害は禁止だ。ルールを破った瞬間、風紀委員兼技術部部長の刃唯阿が作った風紀違反を取り締まるアンドロイド、滅亡迅雷が粛清するから気をつけるように」
「次にこのじゃんけんはどちらが勝つと思うかインタビュー映像を見てもらう」
『そうだな、所詮はじゃんけん、運が物を言う、そしてその運を引き寄せるのは勝利を諦めないものだ、俺からはそれだけだ』
『私はアークですね、やり方は野蛮ですが彼なら良い終末を迎えてくれそうですから』
『もちろんアークだ！なぜかって？この私、蛮野天十郎がその人類滅亡計画を乗っ取って人類の上に立つからだ！ハーハッハッハッハ！』
『そんなもん私に聞くなぁ！あのガラクタ、神の私に向かってアホだと抜かしてぇ！飛電或人ぉ！なんとしてでも勝てぇ！勝たなければ私が人類を滅ぼしてやる！』
『いやぁ〜お笑い研究部の仲間だし何よりご飯もりもり食べてくれるから或人くんに勝ってほしいな〜』
「…以上がインタビューの一部だ、さて話もほどほどに運命の選手たち、入場！」
CVギアトリンガーの人「右サイド！人類は悪意の塊！故にこちらも悪意を持って人類を滅ぼす！アークぅぅぅぅぅぅぅ！！！！！」
うわぁぁぁぁ！！！（歓喜)
「左サイド！俺のギャグはまさに抱腹絶倒！これに勝ったらおねしょの写真消してもらおう！飛電或人ぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！」
うわぁぁぁぁ！！！！（歓喜)
「……」
「いや…その前に…、色々ツッコませろ！まず何あのインタビュー！？変な思想持ってる人や計画乗っ取って別の計画しようとする野望持ってた人いたし！次に俺のアナウンス！おねしょの件言わなくていい！それにそもそもなんで他校の学食の人が審判と司会やってんの！？」
「……」
「というよりアーク？大丈夫？」
「…のう」
「え？」
「理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能！？」（スパークしてる）
「この光景にアークがついていけなくなって壊れ始めた！？」
「それではじゃんけんを」
「いやこの状態でやんの！？」
その後じゃんけんはアークが壊れたため或人の不戦勝になった…