姫君は、鳥籠の色を問う

〈異世界ファンタジー/女主人公/貴種流離譚〉
ネヴァエスタは一度迷い込んだら出られない、魔性の森。
兄がわりのシルヴィアスと穏やかに暮らしていたラルは、十六の歳に慮外者のアーグゥイッシュに攫われる。
そして、自分が王家の姫君であり、シルヴィアスは姫を攫った重罪人であると知らされて――

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目次

  • 序章

    ――ご落胤は禁忌の森にあり――
    度重なる世継ぎの死に、カルデニェーバ王国は、存続の危機にあった。一縷の望みはご落胤がネヴァエスタの森にいるとの報せ。しかし、ネヴァエスタは、「一度入ったら出られない、魔の森」であった。
    そして、そのネヴァエスタにて、平穏に暮らす青年と少女がいた――。

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  • 一章 NEW

    「王宮の使」と名乗る男たちにさらわれたラル。彼らはドミナンという村に駐屯する。初めて出る森の外、獣人――混乱の中、ラルは「シルヴィアスに会いたい」と願うが……

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