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幽霊イコールどうしようもないもの

 ぶつぶつと耳元で囁かれる呪詛に精神が侵される。
 
 
 
【ぜんいんころした。あとは、あとは】
 
 
 意識も朦朧としてきた。

 
 
【あとは、】
 
 

 駅の改札を通った。
 
 
「【Trois】」
 

 人で溢れていた。自然と黄色の線まで来れた。
 

「【Sept】」

 
 アナウンスが聞こえる。

 
「【Chinq……】」

 
 向こうから踏切の鐘が鳴る。

 
 頭の中で、飽和して反響する。

 


 
 もう、この先は、いいか

 
 電車のライトが眩しい。

 
「…」

 
 足を一歩、

 
 ゆっくりと

 


 
 わらいごえ。

 
 おんなのわらいごえ。

 
 とてもうれしそうなわらいごえ。

 
「……【はら、へった】」

 
「…【J'ai faim】」




 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 横から叩きつけられる。

 
 女の影が見えた、気がした。
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