幽霊イコールどうしようもないもの
いつからだか、自分の知らない感情が胸の奥底から湧き上がるようになった。
それは憎悪であり、後悔であり、死への願望であった。
身に覚えのないそれは、いつしか自分の体を駆け巡るだけでは事足りず、外部にまで影響を及ぼし出した。
目の前で見知らぬ誰かが、真っ青な顔をして突然倒れたのは記憶に新しい。
それの打開策は見つけたっちゃあ見つけたので、あいつらにも迷惑はかかんないと思う…。
…そういえば。
FBが「俺らの前世は軍人さん」とかってたけど、本当なのかな。
本当だったら、この変なようで既視感のある気持ちにも納得がいく。
特に、激しい後悔とか、……【死に対する欲求とか。】
あ、これ、これ以上考え込んだらだめなやつ。
ちょ、まっ、
あ