Sin - 罪 -
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ほどよい温もりに目が覚め、周りを見渡せば真っ暗で夜ということが分かった。
「眠り姫は王様のキスで起きるもんだ」
楽しそうに笑って私を強く抱きしめるドフラミンゴさんに、漸く靄がかかっていた頭が覚醒する。
私は今、ドフラミンゴさんに後ろから抱きすくめられていた。
「逃げるなよ」
「……っ」
窓を見て、全力で身を固めガードした身体がいきなり上を向かされ、視線の先には真後ろにいたドフラミンゴさんが覆いかぶさるようにいた。
恥ずかしくなって顔を逸らしたのに、両サイドに置かれた男の人特有の骨張った手に程よい筋肉のついた腕を見せつけられ、思わずドフラミンゴさんに視線をやってしまった。
「可愛いなあ」
壊れ物を扱うように、優しく頬に触れる。そうして首から胸、お腹まで下がってふと指先が止まった。見やる先は自身の口を覆う私の手。
「おいおいおい、別に声出したっていいんだぜ?」
そうは言うものの、無理矢理取ることなく手が動き始める。
「……っ、ふ……っ」
「……」
ただただ全身を撫でられ、時折愛おしむようなキスを落とす。
人と触れ合うことを、ましてや男の人とそういう関係になることから逃げ続けていた私はこの身体中を走るもどかしい感覚も、こそばゆい程の愛情を受け止める術も知らないし、わからない。わからないことは怖くて、言うまでもなく逃げたのに。ドフラミンゴさんは許してくれなかった。
「逃げるなよ、寂しいだろ」
「いやぁ……っ。怖いこと、しないでっ」
なおも逃げる腰を引き寄せ、私のあそこに腰を軽く打ちつけた。それだけであられもない声を出した私に、ドフラミンゴさんは厭らしい笑みを送る。
「まだ入れてもねえのによく啼くなあ?」
「こわッいぃ……っ」
「世の中にゃもっとこえぇことがある。こんなのは序の口だ」
「……っ」
ジャヤで一度だけ体験したあの感覚が全身を襲う。まるで、私はミシンのボビンになったように動かなくなり一本、また一本と見えない糸が腕を這う。
「ああっ!」
腕に巻き付いていた糸は進路を変え、私の秘部を跨ぎ、豆を掠めて両太ももの付け根に巻き付き始める。
繰り返し行われる異常な行動、陸に打ち上げられた魚みたいに跳び跳ねる私とただそれを無言で見つめるドフラミンゴさん。
「あーあー、もったいねえ」
終わりの見えない刺激は突然形を変え、私の中へと入ってきた。
ぴちゃぴちゃと、指全体に私から溢れた何かを塗りながら私の中を出たり入ったりする。
自分でも触ったことのないところに、男の人が触れている。そう思うだけでパニックで呼吸がおかしくなった。
「……っ……っ」
口づけ、送られる二酸化炭素。慣れることのない応急処置。
落ち着けば再開されると思った行為は終わり、身体が自由になっていた。
「……やりすぎた」
少し、ほんの少しだけ見せすぐに消えた悲しみに気づいてしまった私は、ベッドの端に移動したドフラミンゴさんの上着を何かを言うわけでもなく掴んでいた。
「曖昧な態度はよくねえぞ」
言われても離さない私に、観念した。と言うように両手をあげ振り返るドフラミンゴさんはいつもの笑顔。
露骨に嫌な顔をするのは、隠すのが上手な人はとても優しいって知っているから。
「……っ」
気づけばドフラミンゴさんに抱きついていた私と、不意な行動に体を固くするドフラミンゴさん。あまりにも先の行動と真逆の二人に隠しきれない笑顔。
「……女ってのは例外なく怖いもんだ」
あの厭らしく、意地の悪い笑みは鳴りを潜め、とても穏やかな笑顔で言われた私は、何だか自分のとった行動がとても大胆なものに感じ恥ずかしくなって身を引いた。
「フフフフフッ、誉めてんだ。もっと喜べ」
逃げた私をいとも簡単に捕まえ抱きしめる。
楽しそうに笑う二人を包むのは関係性には似つかわしくない穏やかな空気。それもまた、いいのかと自己簡潔をしてその腕に身を委ねた。
「眠り姫は王様のキスで起きるもんだ」
楽しそうに笑って私を強く抱きしめるドフラミンゴさんに、漸く靄がかかっていた頭が覚醒する。
私は今、ドフラミンゴさんに後ろから抱きすくめられていた。
「逃げるなよ」
「……っ」
窓を見て、全力で身を固めガードした身体がいきなり上を向かされ、視線の先には真後ろにいたドフラミンゴさんが覆いかぶさるようにいた。
恥ずかしくなって顔を逸らしたのに、両サイドに置かれた男の人特有の骨張った手に程よい筋肉のついた腕を見せつけられ、思わずドフラミンゴさんに視線をやってしまった。
「可愛いなあ」
壊れ物を扱うように、優しく頬に触れる。そうして首から胸、お腹まで下がってふと指先が止まった。見やる先は自身の口を覆う私の手。
「おいおいおい、別に声出したっていいんだぜ?」
そうは言うものの、無理矢理取ることなく手が動き始める。
「……っ、ふ……っ」
「……」
ただただ全身を撫でられ、時折愛おしむようなキスを落とす。
人と触れ合うことを、ましてや男の人とそういう関係になることから逃げ続けていた私はこの身体中を走るもどかしい感覚も、こそばゆい程の愛情を受け止める術も知らないし、わからない。わからないことは怖くて、言うまでもなく逃げたのに。ドフラミンゴさんは許してくれなかった。
「逃げるなよ、寂しいだろ」
「いやぁ……っ。怖いこと、しないでっ」
なおも逃げる腰を引き寄せ、私のあそこに腰を軽く打ちつけた。それだけであられもない声を出した私に、ドフラミンゴさんは厭らしい笑みを送る。
「まだ入れてもねえのによく啼くなあ?」
「こわッいぃ……っ」
「世の中にゃもっとこえぇことがある。こんなのは序の口だ」
「……っ」
ジャヤで一度だけ体験したあの感覚が全身を襲う。まるで、私はミシンのボビンになったように動かなくなり一本、また一本と見えない糸が腕を這う。
「ああっ!」
腕に巻き付いていた糸は進路を変え、私の秘部を跨ぎ、豆を掠めて両太ももの付け根に巻き付き始める。
繰り返し行われる異常な行動、陸に打ち上げられた魚みたいに跳び跳ねる私とただそれを無言で見つめるドフラミンゴさん。
「あーあー、もったいねえ」
終わりの見えない刺激は突然形を変え、私の中へと入ってきた。
ぴちゃぴちゃと、指全体に私から溢れた何かを塗りながら私の中を出たり入ったりする。
自分でも触ったことのないところに、男の人が触れている。そう思うだけでパニックで呼吸がおかしくなった。
「……っ……っ」
口づけ、送られる二酸化炭素。慣れることのない応急処置。
落ち着けば再開されると思った行為は終わり、身体が自由になっていた。
「……やりすぎた」
少し、ほんの少しだけ見せすぐに消えた悲しみに気づいてしまった私は、ベッドの端に移動したドフラミンゴさんの上着を何かを言うわけでもなく掴んでいた。
「曖昧な態度はよくねえぞ」
言われても離さない私に、観念した。と言うように両手をあげ振り返るドフラミンゴさんはいつもの笑顔。
露骨に嫌な顔をするのは、隠すのが上手な人はとても優しいって知っているから。
「……っ」
気づけばドフラミンゴさんに抱きついていた私と、不意な行動に体を固くするドフラミンゴさん。あまりにも先の行動と真逆の二人に隠しきれない笑顔。
「……女ってのは例外なく怖いもんだ」
あの厭らしく、意地の悪い笑みは鳴りを潜め、とても穏やかな笑顔で言われた私は、何だか自分のとった行動がとても大胆なものに感じ恥ずかしくなって身を引いた。
「フフフフフッ、誉めてんだ。もっと喜べ」
逃げた私をいとも簡単に捕まえ抱きしめる。
楽しそうに笑う二人を包むのは関係性には似つかわしくない穏やかな空気。それもまた、いいのかと自己簡潔をしてその腕に身を委ねた。