奇妙な夜
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「……うわ」
一人、鏡を見て呟くのは自身の爆発ヘアを見たからだ。
「……毎日のシャンプー、リンスではもはやおっつかないぐらいのダメージ。紫外線、少し衰えよう?」
別に、髪の毛へのダメージは紫外線だけではないけどつい口走ったのは紫外線への悪口。
このままではとある誰かさんに突っ込まれる。
それは非常に面倒だとダメージの上にダメージ、ストレートアイロンをかける。
「……権兵衛ー?どうしたの、洗面所に籠って……ちょっと権兵衛ちゃん?」
でた。
見つかれば面倒くさいとある誰かさん。
今さらヘアアイロンを隠しても遅いし、火傷という見つかるより大きなリスクを背負いたくない。
「ついに爆発したのね?」
「はい」
「だから前々からトリートメントもしなさいって言ってたでしょ?」
ぐうの音も出ない。
全部自分のズボラが故に招いたことだ。
明日にでも適当なトリートメントを買ってこよう。
そう思ったのに、おついちさんの言葉でそれは引っ込む。
「え?」
「だから、権兵衛の髪が綺麗になるまで僕が全部洗うから」
「……やだよ?!」
「だってそうでもしないと一生直らないよ?!」
何言ってんのこの子?!みたいな効果音がつきそうなおばさまスタイルでも私の意見は曲げない。
確かに、私とおついちさんは恋仲同士だ。
それなりのことだってしている。
でも改めて一緒に、それも私のズボラが引き起こした出来事とはいえ、恥ずかしいものは恥ずかしい。
「……権兵衛に拒否権はないの。わかった?」
「うぅ……」
「返事」
こうして、私がおついちさんに全てを洗われる、何とも奇妙な夜が始まった。
一人、鏡を見て呟くのは自身の爆発ヘアを見たからだ。
「……毎日のシャンプー、リンスではもはやおっつかないぐらいのダメージ。紫外線、少し衰えよう?」
別に、髪の毛へのダメージは紫外線だけではないけどつい口走ったのは紫外線への悪口。
このままではとある誰かさんに突っ込まれる。
それは非常に面倒だとダメージの上にダメージ、ストレートアイロンをかける。
「……権兵衛ー?どうしたの、洗面所に籠って……ちょっと権兵衛ちゃん?」
でた。
見つかれば面倒くさいとある誰かさん。
今さらヘアアイロンを隠しても遅いし、火傷という見つかるより大きなリスクを背負いたくない。
「ついに爆発したのね?」
「はい」
「だから前々からトリートメントもしなさいって言ってたでしょ?」
ぐうの音も出ない。
全部自分のズボラが故に招いたことだ。
明日にでも適当なトリートメントを買ってこよう。
そう思ったのに、おついちさんの言葉でそれは引っ込む。
「え?」
「だから、権兵衛の髪が綺麗になるまで僕が全部洗うから」
「……やだよ?!」
「だってそうでもしないと一生直らないよ?!」
何言ってんのこの子?!みたいな効果音がつきそうなおばさまスタイルでも私の意見は曲げない。
確かに、私とおついちさんは恋仲同士だ。
それなりのことだってしている。
でも改めて一緒に、それも私のズボラが引き起こした出来事とはいえ、恥ずかしいものは恥ずかしい。
「……権兵衛に拒否権はないの。わかった?」
「うぅ……」
「返事」
こうして、私がおついちさんに全てを洗われる、何とも奇妙な夜が始まった。
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