twinkle days(白石vs財前/2年生)
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教室に戻ると、自習とはいえガヤガヤしている。
「白石、あの子大丈夫やった?」
「ー…ん、ああ。軽い怪我ですんだみたいや」
「そうか。めっちゃ思い切り転んでたし、気になっとったんや」
「…なあ、謙也」
「ん?なんや?」
「さっき俺が苗字さんを保健室に連れて行ったん、財前には黙っててくれへん?」
「別にええで。あいつ意外と、あの子が他の男と一緒やったいうだけで嫉妬しそうやもんな」
「…そうやな」
「……白石?」
謙也は横から俺の顔を覗きこんでくると、少し眉をよせる。
「どないした?」
不思議と謙也はそういうことに敏感だ。
「ー何にもあらへん」
「…そうか?なら、ええけど」
引き返せるやつが、引き返さなあかんやろ。
「皆、練習おつかれさん。ちょっと集まってくれるか」
部活が終わって、オサムちゃんが皆を集めた。
「知っての通り、明日から中間考査や。部活は休みやから、学業に励むよーに。…金太郎、聞いてるか〜。勉強するんやで」
「なあなあ、部活は休みやけど、来てテニスやるんはええんか?」
「あかん、勉強しなさい」
「えー‼︎ワイ、勉強よりテニスしとる方が楽しいで!」
「あのなあ、金太郎。楽しい楽しないで決めれんのやで。学生にもお勉強っていうお仕事があるんや」
「でも、勉強できんでもテニスできるやんか。なら、ワイ勉強したないわあ」
金ちゃんが駄々をこね始めると、オサムちゃんはため息をついて、こちらを見てきた。
何とかしてくれ、の合図だ。
「…なあ、金ちゃん。勉強ちゃんとせな、補習せなあかんようになるで」
「補習」
「せや。テスト期間終わって皆がテニスやってても、勉強せなあかんのや」
「えー‼︎そんなん…イヤや…」
「せやろ。勉強、俺が教えたるから。ちゃんとできるか?」
金ちゃんは落ち込みながらも、ちゃんと頷いた。
「白石は、ほんなこつ金ちゃんの母親んごたるね」
千歳がこちらをみてのんびりしていると、オサムちゃんが、おーい、と千歳を呼ぶ。
「金太郎もやけど、千歳もちゃんと勉強しとくんやでー。出席日数ギリギリやから、今回の中間考査ちゃんとしとかな…ヤバイで」
「それは…つらか」
今度は千歳が大きな図体で、しゅん、としている。
「ねぇ、皆でいっそ勉強会したらどお?楽しそうやん♡」
「な、なんでや小春!俺らは2人で勉強会ちゃうんか!」
「おどれはだまらんかい」
「小春!」
「得意な科目を教えて、苦手な科目を教えてもらうっちゅうんはええな」
「アタシと蔵りんは苦手科目ないから、先生役やね♡蔵りん先生、なんやええ響きやわあ…ね?」
「オラァ!離れんかい!小春先生は俺専属やろ!」
「だまれ言うとるやろ」
皆乗り気のようでワイワイしだすと、オサムちゃんは役目が終わったように、「ほな、しっかり勉強しとくんやでー」と言って部室から出て行った。
「俺、参加せなあかんですか?」
「勿論、全員参加っちゅー話や!」
「…はあ」
「白石、あの子大丈夫やった?」
「ー…ん、ああ。軽い怪我ですんだみたいや」
「そうか。めっちゃ思い切り転んでたし、気になっとったんや」
「…なあ、謙也」
「ん?なんや?」
「さっき俺が苗字さんを保健室に連れて行ったん、財前には黙っててくれへん?」
「別にええで。あいつ意外と、あの子が他の男と一緒やったいうだけで嫉妬しそうやもんな」
「…そうやな」
「……白石?」
謙也は横から俺の顔を覗きこんでくると、少し眉をよせる。
「どないした?」
不思議と謙也はそういうことに敏感だ。
「ー何にもあらへん」
「…そうか?なら、ええけど」
引き返せるやつが、引き返さなあかんやろ。
「皆、練習おつかれさん。ちょっと集まってくれるか」
部活が終わって、オサムちゃんが皆を集めた。
「知っての通り、明日から中間考査や。部活は休みやから、学業に励むよーに。…金太郎、聞いてるか〜。勉強するんやで」
「なあなあ、部活は休みやけど、来てテニスやるんはええんか?」
「あかん、勉強しなさい」
「えー‼︎ワイ、勉強よりテニスしとる方が楽しいで!」
「あのなあ、金太郎。楽しい楽しないで決めれんのやで。学生にもお勉強っていうお仕事があるんや」
「でも、勉強できんでもテニスできるやんか。なら、ワイ勉強したないわあ」
金ちゃんが駄々をこね始めると、オサムちゃんはため息をついて、こちらを見てきた。
何とかしてくれ、の合図だ。
「…なあ、金ちゃん。勉強ちゃんとせな、補習せなあかんようになるで」
「補習」
「せや。テスト期間終わって皆がテニスやってても、勉強せなあかんのや」
「えー‼︎そんなん…イヤや…」
「せやろ。勉強、俺が教えたるから。ちゃんとできるか?」
金ちゃんは落ち込みながらも、ちゃんと頷いた。
「白石は、ほんなこつ金ちゃんの母親んごたるね」
千歳がこちらをみてのんびりしていると、オサムちゃんが、おーい、と千歳を呼ぶ。
「金太郎もやけど、千歳もちゃんと勉強しとくんやでー。出席日数ギリギリやから、今回の中間考査ちゃんとしとかな…ヤバイで」
「それは…つらか」
今度は千歳が大きな図体で、しゅん、としている。
「ねぇ、皆でいっそ勉強会したらどお?楽しそうやん♡」
「な、なんでや小春!俺らは2人で勉強会ちゃうんか!」
「おどれはだまらんかい」
「小春!」
「得意な科目を教えて、苦手な科目を教えてもらうっちゅうんはええな」
「アタシと蔵りんは苦手科目ないから、先生役やね♡蔵りん先生、なんやええ響きやわあ…ね?」
「オラァ!離れんかい!小春先生は俺専属やろ!」
「だまれ言うとるやろ」
皆乗り気のようでワイワイしだすと、オサムちゃんは役目が終わったように、「ほな、しっかり勉強しとくんやでー」と言って部室から出て行った。
「俺、参加せなあかんですか?」
「勿論、全員参加っちゅー話や!」
「…はあ」