twinkle days(白石vs財前/2年生)
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「遅れてすまん」
「どうせ女子からの告白やろ?もてる男は大変やなあ」
謙也はそうは言いながらも、にやにやしている。今回のはホンマ疲れたんやで…。
「蔵りん、なんや疲れてるやん?大丈夫?アタシが側におろか?介抱したるで♡」
「小春うぅぅう‼︎…あ、俺も立ちくらみがするわぁ…」
「あらあ、大変!じゃあ…ユウくんは、ベンチに寝とき」
「小春の膝の上やないと治らん…」
「アタシの膝の上は蔵りんで予約済みや」
「そんな!小春うぅぅう‼︎覚えとけや白石!」
相変わらずな2人を見ると、なんやほっとするわ。小春の膝の上予約した覚えも、恨まれる覚えもないけれど。
「ん?んん?」
「…なんや金ちゃん」
スンスンと匂いを嗅ぐように、俺の周囲をくるりとまわる。
「白石、甘い匂いすんで。アメちゃん食べたやろ!ワイも欲ーしーいー‼︎」
「流石やな、金ちゃん。確かに食べたけど、もうないねん。やからあげられへんわ」
「えー!イーヤーやー!アメちゃん欲ーしーいー‼︎」
「金ちゃん、無いもんはないんやから」
「あっ、わかったで!あのねぇちゃんに貰ったんやろ?」
「…ねぇちゃんやて?」
敏感に反応したのは、またもや謙也。
「お前、羨ましすぎるやろ…!」
「なあなあ、白石!あのねぇちゃんに言ったらワイにもくれんかなあ」
「金ちゃん、どんな子やった?」
「謙也もアメちゃん欲しいんか?前にたこ焼き一緒に食べたねぇちゃんやで!」
「それ、財前と同じクラスの子やんか。白石、お前いつの間に仲良くなってん」
「たまたま会って、貰っただけや」
奥のロッカーがバタンと閉まる音がした。
「…金ちゃん、走っていきましたけど」
「あかん、彼女に迷惑かけてまうな。金ちゃんとめんと」
「よっしゃ、俺が追いかけてきたる!この浪花のスピードスターにまかしときや!まっとれや、金ちゃん!」
あっという間に謙也が金ちゃんを追いかけていく。
いつの間にか部室は静かになっていて、皆コートに向かったようだ。
「よっしゃ、金ちゃんのことは謙也に任せて、俺らもー」
「ーー部長」
言葉を遮ってこちらを見る財前の顔は、いつもより真剣に思えた。
「なんや?」
「気づいてると思いますけど、俺、苗字の事好きなんで」
「やから、後輩の邪魔はせんといてくださいよ」
「邪魔?最初からそんなつもりあらへんよ」
「…なら、ええっすわ」
俺に釘を刺すように言うけど、俺が邪魔することなどないと思う。ただ、アメちゃんを貰っただけで。
「(アメちゃん、甘くてうまかったな)」
「(小梅ちゃん懐かしいわ。甘くてうまいけど、あとで…甘酸っぱい)」
「どうせ女子からの告白やろ?もてる男は大変やなあ」
謙也はそうは言いながらも、にやにやしている。今回のはホンマ疲れたんやで…。
「蔵りん、なんや疲れてるやん?大丈夫?アタシが側におろか?介抱したるで♡」
「小春うぅぅう‼︎…あ、俺も立ちくらみがするわぁ…」
「あらあ、大変!じゃあ…ユウくんは、ベンチに寝とき」
「小春の膝の上やないと治らん…」
「アタシの膝の上は蔵りんで予約済みや」
「そんな!小春うぅぅう‼︎覚えとけや白石!」
相変わらずな2人を見ると、なんやほっとするわ。小春の膝の上予約した覚えも、恨まれる覚えもないけれど。
「ん?んん?」
「…なんや金ちゃん」
スンスンと匂いを嗅ぐように、俺の周囲をくるりとまわる。
「白石、甘い匂いすんで。アメちゃん食べたやろ!ワイも欲ーしーいー‼︎」
「流石やな、金ちゃん。確かに食べたけど、もうないねん。やからあげられへんわ」
「えー!イーヤーやー!アメちゃん欲ーしーいー‼︎」
「金ちゃん、無いもんはないんやから」
「あっ、わかったで!あのねぇちゃんに貰ったんやろ?」
「…ねぇちゃんやて?」
敏感に反応したのは、またもや謙也。
「お前、羨ましすぎるやろ…!」
「なあなあ、白石!あのねぇちゃんに言ったらワイにもくれんかなあ」
「金ちゃん、どんな子やった?」
「謙也もアメちゃん欲しいんか?前にたこ焼き一緒に食べたねぇちゃんやで!」
「それ、財前と同じクラスの子やんか。白石、お前いつの間に仲良くなってん」
「たまたま会って、貰っただけや」
奥のロッカーがバタンと閉まる音がした。
「…金ちゃん、走っていきましたけど」
「あかん、彼女に迷惑かけてまうな。金ちゃんとめんと」
「よっしゃ、俺が追いかけてきたる!この浪花のスピードスターにまかしときや!まっとれや、金ちゃん!」
あっという間に謙也が金ちゃんを追いかけていく。
いつの間にか部室は静かになっていて、皆コートに向かったようだ。
「よっしゃ、金ちゃんのことは謙也に任せて、俺らもー」
「ーー部長」
言葉を遮ってこちらを見る財前の顔は、いつもより真剣に思えた。
「なんや?」
「気づいてると思いますけど、俺、苗字の事好きなんで」
「やから、後輩の邪魔はせんといてくださいよ」
「邪魔?最初からそんなつもりあらへんよ」
「…なら、ええっすわ」
俺に釘を刺すように言うけど、俺が邪魔することなどないと思う。ただ、アメちゃんを貰っただけで。
「(アメちゃん、甘くてうまかったな)」
「(小梅ちゃん懐かしいわ。甘くてうまいけど、あとで…甘酸っぱい)」