twinkle days(白石vs財前/2年生)
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「なあ、みんなでたこ焼き食べて帰ろーやー‼︎」
練習が終わり皆が着替えている中、部室で金ちゃんが騒ぎ出した。
ここでいつもなら皆のってきて、全員(千歳はたまにしか居らんけど)で食べて帰っている。
「今日は小春とデートやから無理やで。な、小春♡」
「ごめんなあ、金太郎さん。また誘ってや♡」
小春とユウジはデート。
「俺も銀さんと本屋に寄って帰る約束なんや」
「参考書を選ぼうかと」
小石川と銀は本屋によるらしい。
千歳…は、どっか行っとる。
「なんや、そうかあ〜。じゃあまた今度みんなで食べよな‼︎」
あとは、金ちゃん、謙也、財前、俺の4人。
「ほな、残りの皆で食べに行こか」
「よっしゃーーー‼︎早よ行くでえーーー‼︎」
「ちょ、おおーい!金ちゃん!おい、白石!行ってもうたで…」
遠くで飛び跳ねながら手を振る姿が見える。
「ほんま、しゃあないなあ…」
遠くに金ちゃん、俺に、隣に謙也。少し後ろに財前。たわいもない話をしながら歩く。
…といっても、主に謙也と話しているばかりで、後ろを歩く財前は相変わらず音楽を聴いていて会話には加わらない。
これもいつものこと…だったけれど、財前の足がピタッと止まって、他所をみている。コンビニからちょうどでてきた、うちの学校の女子。
謙也もそれに気づいたのか、今度はなんやにやけだして、財前の脇をつつく。
「おい、なんやお前。誰や、あの子。気になるん?なあ?」
「はあ?なんなんすか。…人で妄想やめてもらえます?」
「へぇー…はぁーん…ふーん」
まだにやにやしている謙也が、いきなり走りだしたかと思うと、先ほどの彼女をつかまえてこちらを指差している。
「…悪いな、謙也悪気ないんやけど」
「…部長が謝らんとってください。空気読めてないんはケンヤさんやし。それに、ほんまただのクラスメイトなんで」
と言っているそばから、謙也が彼女をつれてきてしまった。
「ヒカルくん。連れてきたで」
「…ケンヤさん、頭わいてます?」
「ヤカンか!わいてないっちゅーねん!先輩の優しさやぞ、ここは!」
「謙也。」
「なんや、白石」
「それ、優しさちゃうで」
「…………。……。なんや、すまん、財前」
「幼稚園からやり直してくださいよ」
謙也が落ちこんでいるのは置いといても、巻き込まれた財前のクラスメイトはどうしたらいいのかわからないといった様子だ。
「すまんなあ。急に連れてきてしもて」
「え。…あの、全然大丈夫です!」
話しかけても俯いてこちらをみてくれない。
「まだ用事あったんちゃう?」
「いえ、ノートがなくなりそうだったので、買ったところで…。買い物は、済んでいたので」
「そうなん?そや、それならこれから一緒にたこ焼き食べに行かん?」
「…ちょ、部長」
「お詫びもかねて、ご馳走させてくれへんかな。可愛いもんとかじゃなくて悪いんやけど」
「部長。急やし、こいつも迷惑かもしれんですよ」
「そんな事!」
いままで控えめな彼女が声を出したのにびっくりしたが、誘ったのは迷惑ではなさそうだ。
「なら、一緒に行こか」
「ありがとうございます」
「名前、聞いてもええ?」
「苗字 名前です」
「苗字さんな。俺は白石蔵ノ介や。よろしく」
「よろしく、お願いします」
彼女は、はにかんだように笑った。
練習が終わり皆が着替えている中、部室で金ちゃんが騒ぎ出した。
ここでいつもなら皆のってきて、全員(千歳はたまにしか居らんけど)で食べて帰っている。
「今日は小春とデートやから無理やで。な、小春♡」
「ごめんなあ、金太郎さん。また誘ってや♡」
小春とユウジはデート。
「俺も銀さんと本屋に寄って帰る約束なんや」
「参考書を選ぼうかと」
小石川と銀は本屋によるらしい。
千歳…は、どっか行っとる。
「なんや、そうかあ〜。じゃあまた今度みんなで食べよな‼︎」
あとは、金ちゃん、謙也、財前、俺の4人。
「ほな、残りの皆で食べに行こか」
「よっしゃーーー‼︎早よ行くでえーーー‼︎」
「ちょ、おおーい!金ちゃん!おい、白石!行ってもうたで…」
遠くで飛び跳ねながら手を振る姿が見える。
「ほんま、しゃあないなあ…」
遠くに金ちゃん、俺に、隣に謙也。少し後ろに財前。たわいもない話をしながら歩く。
…といっても、主に謙也と話しているばかりで、後ろを歩く財前は相変わらず音楽を聴いていて会話には加わらない。
これもいつものこと…だったけれど、財前の足がピタッと止まって、他所をみている。コンビニからちょうどでてきた、うちの学校の女子。
謙也もそれに気づいたのか、今度はなんやにやけだして、財前の脇をつつく。
「おい、なんやお前。誰や、あの子。気になるん?なあ?」
「はあ?なんなんすか。…人で妄想やめてもらえます?」
「へぇー…はぁーん…ふーん」
まだにやにやしている謙也が、いきなり走りだしたかと思うと、先ほどの彼女をつかまえてこちらを指差している。
「…悪いな、謙也悪気ないんやけど」
「…部長が謝らんとってください。空気読めてないんはケンヤさんやし。それに、ほんまただのクラスメイトなんで」
と言っているそばから、謙也が彼女をつれてきてしまった。
「ヒカルくん。連れてきたで」
「…ケンヤさん、頭わいてます?」
「ヤカンか!わいてないっちゅーねん!先輩の優しさやぞ、ここは!」
「謙也。」
「なんや、白石」
「それ、優しさちゃうで」
「…………。……。なんや、すまん、財前」
「幼稚園からやり直してくださいよ」
謙也が落ちこんでいるのは置いといても、巻き込まれた財前のクラスメイトはどうしたらいいのかわからないといった様子だ。
「すまんなあ。急に連れてきてしもて」
「え。…あの、全然大丈夫です!」
話しかけても俯いてこちらをみてくれない。
「まだ用事あったんちゃう?」
「いえ、ノートがなくなりそうだったので、買ったところで…。買い物は、済んでいたので」
「そうなん?そや、それならこれから一緒にたこ焼き食べに行かん?」
「…ちょ、部長」
「お詫びもかねて、ご馳走させてくれへんかな。可愛いもんとかじゃなくて悪いんやけど」
「部長。急やし、こいつも迷惑かもしれんですよ」
「そんな事!」
いままで控えめな彼女が声を出したのにびっくりしたが、誘ったのは迷惑ではなさそうだ。
「なら、一緒に行こか」
「ありがとうございます」
「名前、聞いてもええ?」
「苗字 名前です」
「苗字さんな。俺は白石蔵ノ介や。よろしく」
「よろしく、お願いします」
彼女は、はにかんだように笑った。