Give me all your love(仁王vs丸井/同級生)
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自分の下に敷いている彼女は、片手で俺の胸を押しながら、顔を赤くして片手で口を覆っている。
それもそうだ。自分の彼氏じゃない、別の男とキスなんて。
胸を押されてはいるが、そんな力じゃなんともない。押さえつけてしまえば、お前は俺にかなわない。
でも、そうしたら俺は後戻りできん。
俺のものになる?
それとも口も聞いてくれん?
ブン太とはどうなる?
…馬鹿な事をした?
色々な思いが頭を巡り、身体を離して名前の隣に腰掛けた。
「すまんかったの」
「…なんで、あんな、」
「なあ、お前さん、いつから起きてたんじゃ」
「…目が覚めたら、すぐ目の前に、仁王くんがいて…それ、で」
好いとう、その言葉は聞かれてなかった。
それでいいんかもしれん。
しかし、キスで目覚めるなんて眠り姫みたいじゃ。
俺は本当の王子さまじゃないのに。
「苗字、お願い聞いてくれんか。さっきのは、狐につままれたんじゃ。ブンちゃんに怒られてしまうきのう」
「冗談でしたの?」
「…苗字も初めてじゃないじゃろ?」
その瞬間、頬に痛みが走った。
びっくりして苗字をみると、涙が一筋頬を流れている。
俺とが初めてじゃったんか?
苗字はベッドから起き上がって、すぐに立ち上がり保健室の扉に手をかけた。
「仁王くん」
「…なんじゃ」
「お願いだから、ブン太には言わないで…」
「わかっとるよ」
初めてのキスは、王子様と。
やり直したいんじゃろ。
俺はただの道化者じゃ。
王子じゃない。
それもそうだ。自分の彼氏じゃない、別の男とキスなんて。
胸を押されてはいるが、そんな力じゃなんともない。押さえつけてしまえば、お前は俺にかなわない。
でも、そうしたら俺は後戻りできん。
俺のものになる?
それとも口も聞いてくれん?
ブン太とはどうなる?
…馬鹿な事をした?
色々な思いが頭を巡り、身体を離して名前の隣に腰掛けた。
「すまんかったの」
「…なんで、あんな、」
「なあ、お前さん、いつから起きてたんじゃ」
「…目が覚めたら、すぐ目の前に、仁王くんがいて…それ、で」
好いとう、その言葉は聞かれてなかった。
それでいいんかもしれん。
しかし、キスで目覚めるなんて眠り姫みたいじゃ。
俺は本当の王子さまじゃないのに。
「苗字、お願い聞いてくれんか。さっきのは、狐につままれたんじゃ。ブンちゃんに怒られてしまうきのう」
「冗談でしたの?」
「…苗字も初めてじゃないじゃろ?」
その瞬間、頬に痛みが走った。
びっくりして苗字をみると、涙が一筋頬を流れている。
俺とが初めてじゃったんか?
苗字はベッドから起き上がって、すぐに立ち上がり保健室の扉に手をかけた。
「仁王くん」
「…なんじゃ」
「お願いだから、ブン太には言わないで…」
「わかっとるよ」
初めてのキスは、王子様と。
やり直したいんじゃろ。
俺はただの道化者じゃ。
王子じゃない。