twinkle days(白石vs財前/2年生)
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「名前、今日帰りに甘いもの食べて帰らん?」
名前も知らない同じクラスの女子の声が聞こえた。いつもなら気にもならん会話やけど、今日は何か気にかかった。
「ごめん、今日は図書室に寄ろうと思ってて。本を返さないと」
「返すだけなら、図書委員にお願いできんかなあ。なあ、財前くん!これ持って行ってくれへん?」
はあ?なんでそないなめんどい事。
図書委員もなかなか面倒や。
「俺、今から部活やから」
えー、そうなんかあ、とクラスの女子が言う。もう1人の彼女はというと、大丈夫だよと申し訳なさそうに慌てている。
「部活、頑張ってね」
一応頷くと、彼女に背を向けた。後ろでは、じゃあ図書室行くん?なんて会話が聞こえた。彼女の、うん、という返事も。
ああ、またなんや。
テニスコートに向かうと、いつもの賑やか…というより騒がしい人たちがわいわいしている。
「お、財前!来るん遅いやん。何においても、スピード!これ大事やで!」
「いきなりなんですか。ウザ」
「おっま、なんやねんウザいって!相変わらず酷すぎて俺涙目やわ!」
来た早々にいきなりすぎやろ。スピード狂大概にしいや。
そんなケンヤさんの相手をしていると、向こうから白い包帯を巻いた手がひらひらと揺れるのが見えた。
「財前」
「なんですか」
「早速やけど、今日の基礎練のメニュー目通しといてや。今日の試合は俺とやから」
「わかりました」
練習は正直めんどいけど、テニスは好きや。
「ちゅーわけで、ケンヤさんの相手してる暇ないんで」
「ちょ、ほんまお前なあ!」
名前も知らない同じクラスの女子の声が聞こえた。いつもなら気にもならん会話やけど、今日は何か気にかかった。
「ごめん、今日は図書室に寄ろうと思ってて。本を返さないと」
「返すだけなら、図書委員にお願いできんかなあ。なあ、財前くん!これ持って行ってくれへん?」
はあ?なんでそないなめんどい事。
図書委員もなかなか面倒や。
「俺、今から部活やから」
えー、そうなんかあ、とクラスの女子が言う。もう1人の彼女はというと、大丈夫だよと申し訳なさそうに慌てている。
「部活、頑張ってね」
一応頷くと、彼女に背を向けた。後ろでは、じゃあ図書室行くん?なんて会話が聞こえた。彼女の、うん、という返事も。
ああ、またなんや。
テニスコートに向かうと、いつもの賑やか…というより騒がしい人たちがわいわいしている。
「お、財前!来るん遅いやん。何においても、スピード!これ大事やで!」
「いきなりなんですか。ウザ」
「おっま、なんやねんウザいって!相変わらず酷すぎて俺涙目やわ!」
来た早々にいきなりすぎやろ。スピード狂大概にしいや。
そんなケンヤさんの相手をしていると、向こうから白い包帯を巻いた手がひらひらと揺れるのが見えた。
「財前」
「なんですか」
「早速やけど、今日の基礎練のメニュー目通しといてや。今日の試合は俺とやから」
「わかりました」
練習は正直めんどいけど、テニスは好きや。
「ちゅーわけで、ケンヤさんの相手してる暇ないんで」
「ちょ、ほんまお前なあ!」
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