2024/7/30札幌スープカレーオフ小話
「何だ?この匂いは。」
「おっ帰ってきたな!グエル。今日はスパイスが沢山手に入ったからカレー仕込んでたんだ。」
……カレー?
ベルドランがスパイス、仕込む、というからには料理の話題なのだろうが、こんな匂いの食べ物を俺は知らない。匂いを確かめながら考えていると、ベルドランが気が付いたらしい。
「もしかして、人生初カレーか?」
「そうだな、どんな食べ物だ?」
「煮込み料理のたぐいだが……辛いのは大丈夫だったよな?とりあえず中辛で出すから、食べてみてくれ。」
手招きで食卓につく。
ベルドランが作るなら、見知らぬ味も底の見えない煮込み料理も苦ではない。辛いと言われたそれも幸せを運んでくれると信じられる。
それがどれ程の奇跡かと、噛みしめる。
「辛いが、美味いな。」
「おっ帰ってきたな!グエル。今日はスパイスが沢山手に入ったからカレー仕込んでたんだ。」
……カレー?
ベルドランがスパイス、仕込む、というからには料理の話題なのだろうが、こんな匂いの食べ物を俺は知らない。匂いを確かめながら考えていると、ベルドランが気が付いたらしい。
「もしかして、人生初カレーか?」
「そうだな、どんな食べ物だ?」
「煮込み料理のたぐいだが……辛いのは大丈夫だったよな?とりあえず中辛で出すから、食べてみてくれ。」
手招きで食卓につく。
ベルドランが作るなら、見知らぬ味も底の見えない煮込み料理も苦ではない。辛いと言われたそれも幸せを運んでくれると信じられる。
それがどれ程の奇跡かと、噛みしめる。
「辛いが、美味いな。」
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