お話の詰め合わせ
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今日は私もセトさんも休日だったので二人で出かけていた。雑貨店に立ち寄り商品を買ったところで、雨が降っていることに気づく。これは……まだ二人で居られるチャンスだな。
「あ、雨降ってる」
「このまま雨宿りしていますか」
「いや大丈夫だな。今から晴らすわ」
……彼女はそう言うと空を指差して星を空へ飛ばした。星が弾けて波が広がる。そして雲が消え去り、雨も消え去った。
降り注ぐ陽の光が眩しくて暖かい。だが心は虚しい。この人はいつもそうだ。こういう時に限って気持ちを察してくれない。察している可能性も、無くはないが……。
ー
「呪文……ですか」
セトさんは人間ではないから、呪文を唱えずに魔法を使うことができる。しかしその呪文にも幾らかの憧れを持っているらしく、自分なりに考えてはいるそうだ。さっき使った雲を晴らす魔法にも、呪文を名付けているんだとか。
「さっきの魔法にならアマテラスって名付けてるんよ」
「あま……また難しい言葉を」
「私の母国には天を照らす太陽神が居る。その神の名を天照大御神というんだ。ピッタリだろう?」
「……そうですね」
あま……てら、す?という呪文は、彼女の母国語だから私には発音しにくい。神の名(おそらくフルネーム)もよく聞き取れなかった。……理解できない自分が嫌になる。もっと時間があれば、勉強できて理解できるようになるのに。
「この神は色々な所で祀られているんだが、その中でも大規模に祀られている所があるんだ。いつか私の国に来たら一緒にお参り行こ!」
「……言いましたね?約束ですよ」
「うん、約束!」
……眩しい。セトさんの笑顔も、まるで太陽のように輝いていて。私の目も近いうちに潰れてしまう気がする。それでも見たいと思うのは惚れた弱みか、それとも。
改めて思う。この人は私にとっての太陽だと。生き物に対して暑苦しかったり暖かかったり、有害だったり有益だったり。上から明るく照らしてくれるところも太陽と同じで。私が生きる為にはセトさんという存在が必要不可欠なんだと幾度も思い知らされる。
だから誰にも渡さない。渡したくない。この人は私のもの。ずっと私の傍に置いておきたい。そう思いながら彼女の手を握った。彼女はそのままでいてくれた。こういう時の彼女は優しい。このまま時が止まればいいのに。……時を止める魔法を使えるようになりたいと思ったのはこれで何度目か、もう覚えていない。
〜余談〜
「私がサモンズなんちゃらを使えるとするなら何になるかな?サモンズ……サモンズ"太陽神 "?何だろうね?」
「……貴女なら星の神になるのでは」
「星って思い浮かばん……あっ!天之御中主神が居た!」
「……よく分かりませんが長い名前ですね」
「うふふ、長いね。略すならミナカヌシかもな」
__________________
セト「ヴァルキスの生徒がまた揉め事起こしたらしいのよね」
オーター「本当にあの学校の生徒はよく揉め事を起こしますね」
「ああいう人間こそ本当クソで……あっ」
「……何ですか」
「ヴァルキスの"キス"の部分」
「何を言っているんですか貴女は」
「ヴァルキス……キスかぁ……ヴァルキス……へっ」
(思春期か)
__________________
「オーター見てこのコーデ!良くない!?」
「……そうですね」
「10点中何点?」
「10点です」
「やった。因みにカルドに選んでもらったんだ」
「訂正します。0点」
「何でだよ!!!!」
__________________
(眼鏡が汚れているな……拭かなければ)
「……」
「……何か」
「オーターは一生眼鏡かけててね」
「眼鏡をかけていない私は嫌いとでも?」
「そんなこと無いけど眼鏡かけてるお前の方が5000兆倍カッコよくて好きだよ……」
「それもう嫌いじゃないですか」
__________________
※全て母国語
ツララ「……」
セト「……」
「あの、セト先生……」
「何だい」
「何でずっと唐揚げ見てるんですか……?」
「あぁ、バードウォッチングしてんだ」
「バードウォッチング」
__________________
セト「レナにセロテープを渡して、切り口が分からずリスのようにセロテープをくるくる何周も回して探してるのを眺めるの楽しいな」
(セトはレナトスを「レナ」と呼んでいます。呼びにくいからだとか)
__________________
セト「シュークリーム食うと毎回お尻の方からクリーム出るんだけど何とかならんかな」
オーター「どんな身体の構造してるんですか貴女」
__________________
オーター「『貴女のファミリーネームは発音しにくいですね。私のを使ってください』というプロポーズを考えた。いつかセトさんに使う」
__________________
酒飲んで酔っ払ってるウォルに「実はワシとセト先生は血が繋がっていないのじゃ……」と言われて一瞬ショックを受けたけどよく考えたら当然だった
(語り手:セト・リュウセイ)
(セトはウォールバーグ校長を「ウォル」と呼んでいます。名前が長いからだとか。というか長かったり発音しにくい名前の人はニックネームをつけて呼ぶ傾向があるようです)
__________________
マッシュ「な、何てこった……僕より強い人が居るなんて……」
セト「先生人間じゃないからノーカンでいいよ」
「分かりました。じゃあ僕が一番強いってことで」
「いいよ(相変わらずおもしれー子だな)」
(人間の中に人外が混じってたらアンフェアだからね)
「あ、雨降ってる」
「このまま雨宿りしていますか」
「いや大丈夫だな。今から晴らすわ」
……彼女はそう言うと空を指差して星を空へ飛ばした。星が弾けて波が広がる。そして雲が消え去り、雨も消え去った。
降り注ぐ陽の光が眩しくて暖かい。だが心は虚しい。この人はいつもそうだ。こういう時に限って気持ちを察してくれない。察している可能性も、無くはないが……。
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「呪文……ですか」
セトさんは人間ではないから、呪文を唱えずに魔法を使うことができる。しかしその呪文にも幾らかの憧れを持っているらしく、自分なりに考えてはいるそうだ。さっき使った雲を晴らす魔法にも、呪文を名付けているんだとか。
「さっきの魔法にならアマテラスって名付けてるんよ」
「あま……また難しい言葉を」
「私の母国には天を照らす太陽神が居る。その神の名を天照大御神というんだ。ピッタリだろう?」
「……そうですね」
あま……てら、す?という呪文は、彼女の母国語だから私には発音しにくい。神の名(おそらくフルネーム)もよく聞き取れなかった。……理解できない自分が嫌になる。もっと時間があれば、勉強できて理解できるようになるのに。
「この神は色々な所で祀られているんだが、その中でも大規模に祀られている所があるんだ。いつか私の国に来たら一緒にお参り行こ!」
「……言いましたね?約束ですよ」
「うん、約束!」
……眩しい。セトさんの笑顔も、まるで太陽のように輝いていて。私の目も近いうちに潰れてしまう気がする。それでも見たいと思うのは惚れた弱みか、それとも。
改めて思う。この人は私にとっての太陽だと。生き物に対して暑苦しかったり暖かかったり、有害だったり有益だったり。上から明るく照らしてくれるところも太陽と同じで。私が生きる為にはセトさんという存在が必要不可欠なんだと幾度も思い知らされる。
だから誰にも渡さない。渡したくない。この人は私のもの。ずっと私の傍に置いておきたい。そう思いながら彼女の手を握った。彼女はそのままでいてくれた。こういう時の彼女は優しい。このまま時が止まればいいのに。……時を止める魔法を使えるようになりたいと思ったのはこれで何度目か、もう覚えていない。
〜余談〜
「私がサモンズなんちゃらを使えるとするなら何になるかな?サモンズ……サモンズ"
「……貴女なら星の神になるのでは」
「星って思い浮かばん……あっ!天之御中主神が居た!」
「……よく分かりませんが長い名前ですね」
「うふふ、長いね。略すならミナカヌシかもな」
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セト「ヴァルキスの生徒がまた揉め事起こしたらしいのよね」
オーター「本当にあの学校の生徒はよく揉め事を起こしますね」
「ああいう人間こそ本当クソで……あっ」
「……何ですか」
「ヴァルキスの"キス"の部分」
「何を言っているんですか貴女は」
「ヴァルキス……キスかぁ……ヴァルキス……へっ」
(思春期か)
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「オーター見てこのコーデ!良くない!?」
「……そうですね」
「10点中何点?」
「10点です」
「やった。因みにカルドに選んでもらったんだ」
「訂正します。0点」
「何でだよ!!!!」
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(眼鏡が汚れているな……拭かなければ)
「……」
「……何か」
「オーターは一生眼鏡かけててね」
「眼鏡をかけていない私は嫌いとでも?」
「そんなこと無いけど眼鏡かけてるお前の方が5000兆倍カッコよくて好きだよ……」
「それもう嫌いじゃないですか」
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※全て母国語
ツララ「……」
セト「……」
「あの、セト先生……」
「何だい」
「何でずっと唐揚げ見てるんですか……?」
「あぁ、バードウォッチングしてんだ」
「バードウォッチング」
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セト「レナにセロテープを渡して、切り口が分からずリスのようにセロテープをくるくる何周も回して探してるのを眺めるの楽しいな」
(セトはレナトスを「レナ」と呼んでいます。呼びにくいからだとか)
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セト「シュークリーム食うと毎回お尻の方からクリーム出るんだけど何とかならんかな」
オーター「どんな身体の構造してるんですか貴女」
__________________
オーター「『貴女のファミリーネームは発音しにくいですね。私のを使ってください』というプロポーズを考えた。いつかセトさんに使う」
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酒飲んで酔っ払ってるウォルに「実はワシとセト先生は血が繋がっていないのじゃ……」と言われて一瞬ショックを受けたけどよく考えたら当然だった
(語り手:セト・リュウセイ)
(セトはウォールバーグ校長を「ウォル」と呼んでいます。名前が長いからだとか。というか長かったり発音しにくい名前の人はニックネームをつけて呼ぶ傾向があるようです)
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マッシュ「な、何てこった……僕より強い人が居るなんて……」
セト「先生人間じゃないからノーカンでいいよ」
「分かりました。じゃあ僕が一番強いってことで」
「いいよ(相変わらずおもしれー子だな)」
(人間の中に人外が混じってたらアンフェアだからね)
