ハッピーエンド?
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プツン、と切れたスマホを落とした足に。
痛い、とても痛いがそれどころではない。
妻の菜緒に家の惨状を問いただそうとして電話したら男が出てきて、菜緒はそいつの隣で寝てるだ!?
てか、電話の奴誰だよ!
なんか聞いたことあるような気がするが!
それ以上の怒りで思い出す気にもならん!
「菜緒のやつ、浮気してたのか」
しかも安心した顔!?
ああもう、腹立つ。
何が何だか分からんが腹立つ!
『本当にいいんですか?
これ以上先輩にあま、ぶっ』
「さっき言っただろ。
菜緒はもうキャパオーバーしてるんだよ。
だから今言った作戦で行く」
先輩が優しく頭を撫でる、でも違うと思ってしまう。
「それに俺もストレスたまってんだ一発蹴り入れねぇとな」
『えぇ、それって八つ当たりじゃあ』
「いいんだよ、とにかく最後に決めるのはお前だからな」
『……っはい!
ありがとうございます、先輩』
笑顔の後輩に安堵しながら、俺は元主将としての責務を果たすべく黄瀬のところへ行った。
電話では埒があかなそうだったので、ラインで場所を指定した。
そこは俺たちの青春全てが詰まっている海常高校のバスケ部の体育館。
「ほー、いつも遅刻ギリギリだった奴が俺より先にいるとは珍しいなぁ」
「やっぱり、先輩だったんスかあの電話」
「嬉しいね、芸能人さまに覚えてもらって」
ギリッ!
すこし煽ってみたら目の色が変わりやがった。
あの頃の試合に入るときのソレと似ている。
少しは残っているといることか、と少し安堵した。
「菜緒は?
浮気相手がいたなんて「知らなかったか?」
黄瀬の言葉を遮った。
ここは、黄瀬を煽るだけ煽る。
スーツの上着を脱ぎ、近くに転がっていたバスケットボールを拾った。
つーか、ボールはしっかり仕舞え。
まぁ、今はちょうどいい。
ダムダムとかみ締めるようにドリブルを数回して黄瀬に投げた。
「1on1だ、俺に勝ったら菜緒の居場所教えてやる」
「スンマセン、人の嫁の名前気軽き呼ばないでもらえますか」
俺と黄瀬、2人しかいない体育館。
しかし異様ななにか空気が立ちこめていた。
身体に刺さる電気のような感覚。
にらみ合う俺たち。
笛がなるでも無く俺たちは一瞬で走り出した。
菜緒から最近は芸能活動が忙しくバスケはほぼしてないと聞いていたが。
流石はキセキの世代、まだ潜在能力は健在だ。
だけど、こっちだって完全にバスケは止めてない。
勝負は互角か、丁度いい。
笠松は緊張を解かないように黄瀬に言う。
「言っとくがな、菜緒は全部知ってんからな」
「知ってるって、何を?」
「全部だよ、特にお前が何人もの奴と浮気してること一番傷ついてた」
「な、」
「隙だらけだ、黄瀬ぇ!!」
ひるんだその瞬間、選手は見逃さない。
ボールを奪い、跳びダンクを決めた。
「ふー、やっぱ男はダンクって高校のとき言ってたよな黄瀬」
「な、負け…」
黄瀬は負けたことをまだ認められないようだが。
悪い、こっちは久しぶりの真剣勝負が出来て満足してるっての。
「っっくっそ!」
ダン、と床を叩く音だけが体育館に響く。
実際勝つ自信は半分だった。
だけど、こいつは黄瀬はメンタルが強固ではない。
煽って煽って、あおりに煽って出来た一瞬の隙。
やっぱキセキの世代だなと改めて思う。
「なんで、そんな必死だった?
女にも仕事にも事足りてるだろ、黄瀬」
「俺は、菜緒は」
いつまでもみっともなく這いつくばる後輩にあの頃のように、いやあの頃よりも重い一発を喰らわせた。
「いつまでそこでへばってるつもりだ、ヘタレ」
「痛いッス、先輩ーーー」
試合が終わればいつものへたれた優男の後輩。
「先輩」
「あ゛?」
痛い、とても痛いがそれどころではない。
妻の菜緒に家の惨状を問いただそうとして電話したら男が出てきて、菜緒はそいつの隣で寝てるだ!?
てか、電話の奴誰だよ!
なんか聞いたことあるような気がするが!
それ以上の怒りで思い出す気にもならん!
「菜緒のやつ、浮気してたのか」
しかも安心した顔!?
ああもう、腹立つ。
何が何だか分からんが腹立つ!
『本当にいいんですか?
これ以上先輩にあま、ぶっ』
「さっき言っただろ。
菜緒はもうキャパオーバーしてるんだよ。
だから今言った作戦で行く」
先輩が優しく頭を撫でる、でも違うと思ってしまう。
「それに俺もストレスたまってんだ一発蹴り入れねぇとな」
『えぇ、それって八つ当たりじゃあ』
「いいんだよ、とにかく最後に決めるのはお前だからな」
『……っはい!
ありがとうございます、先輩』
笑顔の後輩に安堵しながら、俺は元主将としての責務を果たすべく黄瀬のところへ行った。
電話では埒があかなそうだったので、ラインで場所を指定した。
そこは俺たちの青春全てが詰まっている海常高校のバスケ部の体育館。
「ほー、いつも遅刻ギリギリだった奴が俺より先にいるとは珍しいなぁ」
「やっぱり、先輩だったんスかあの電話」
「嬉しいね、芸能人さまに覚えてもらって」
ギリッ!
すこし煽ってみたら目の色が変わりやがった。
あの頃の試合に入るときのソレと似ている。
少しは残っているといることか、と少し安堵した。
「菜緒は?
浮気相手がいたなんて「知らなかったか?」
黄瀬の言葉を遮った。
ここは、黄瀬を煽るだけ煽る。
スーツの上着を脱ぎ、近くに転がっていたバスケットボールを拾った。
つーか、ボールはしっかり仕舞え。
まぁ、今はちょうどいい。
ダムダムとかみ締めるようにドリブルを数回して黄瀬に投げた。
「1on1だ、俺に勝ったら菜緒の居場所教えてやる」
「スンマセン、人の嫁の名前気軽き呼ばないでもらえますか」
俺と黄瀬、2人しかいない体育館。
しかし異様ななにか空気が立ちこめていた。
身体に刺さる電気のような感覚。
にらみ合う俺たち。
笛がなるでも無く俺たちは一瞬で走り出した。
菜緒から最近は芸能活動が忙しくバスケはほぼしてないと聞いていたが。
流石はキセキの世代、まだ潜在能力は健在だ。
だけど、こっちだって完全にバスケは止めてない。
勝負は互角か、丁度いい。
笠松は緊張を解かないように黄瀬に言う。
「言っとくがな、菜緒は全部知ってんからな」
「知ってるって、何を?」
「全部だよ、特にお前が何人もの奴と浮気してること一番傷ついてた」
「な、」
「隙だらけだ、黄瀬ぇ!!」
ひるんだその瞬間、選手は見逃さない。
ボールを奪い、跳びダンクを決めた。
「ふー、やっぱ男はダンクって高校のとき言ってたよな黄瀬」
「な、負け…」
黄瀬は負けたことをまだ認められないようだが。
悪い、こっちは久しぶりの真剣勝負が出来て満足してるっての。
「っっくっそ!」
ダン、と床を叩く音だけが体育館に響く。
実際勝つ自信は半分だった。
だけど、こいつは黄瀬はメンタルが強固ではない。
煽って煽って、あおりに煽って出来た一瞬の隙。
やっぱキセキの世代だなと改めて思う。
「なんで、そんな必死だった?
女にも仕事にも事足りてるだろ、黄瀬」
「俺は、菜緒は」
いつまでもみっともなく這いつくばる後輩にあの頃のように、いやあの頃よりも重い一発を喰らわせた。
「いつまでそこでへばってるつもりだ、ヘタレ」
「痛いッス、先輩ーーー」
試合が終わればいつものへたれた優男の後輩。
「先輩」
「あ゛?」
