ハッピーエンド?
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『最低、ですよね…私』
「どうしてそう思う」
きっとずっと前から気がついていた。
涼太くんが私のこと家政婦かなんかだと思っていたこと。
実は、あのメッセが来る前から浮気を知っていたこと。
なのに、私はなんも知らない振りをして甘えていた。
問い詰めることも、引き留める努力をせず。
必死にしがみついていた。
『もう、自分が嫌になる
涼太くんだって愛想尽かすのも当たり前です』
既に冷え切っていたコーヒーをクイッと飲み干す。
『それに涼太くん私が飲めないの知らないんです、ブラックコーヒー』
でも飲んだ。
口の中に苦い苦い液体が入ってきても笑顔を取り繕って美味しいっていって。
「なんで、言わなかった?」
『好きになりたかったから
涼太くんの好きなモノ私も好きになりたかったから
でも、やっぱり甘いコーヒーじゃないと飲めませんね』
先輩を見ながら言うと何故か少し安心した顔をした。
そのことを不思議に思って、首を傾げる。
「さっきまでのお前半分以上魂抜けてたぞ
それに覚えてねぇみたいだけど俺が見つけたとき横断歩道のど真ん中にいたんだから肝が冷えたぜ」
『おう、だんほどう』
全然覚えてない。
「話し聞く限り、黄瀬が悪い圧倒的に
でも、お前も悪いところあるのは分かってるんだろ?
さっき話してくれた内容それがお前の悪いところだ」
誰でも言い、誰かに話してしまえば良かったんだ。
『そうで、しょうか?
私の問題で、』
「ほら、お前の悪い癖。
高校のときも言ったが、何でも自分で抱え込みすぎてる。
自分のキャパを超えても、な」
例え、涼太くんに直接聞けなくても誰か味方になってくれる奴に話せば良かった。
「そうすれば、少なくとも今日みたいなことは無かった」
『でも、だって…嫌われたくなかった
もう、守られてるだけの女の子じゃなくて
守れる自分になりたかった』
ぽつり、と零した言葉にビックリした私が。
笠松先輩は、それでいいんだって。
「いいか、今のが答えだ
お前がもがいて苦しんで必死に手を伸ばした答え」
その言葉と気持ち忘れるな。強い瞳で強い言葉で言われた。
コクリと頷いて心に刻むように何度も何度も頭で繰り返してた。
「少し休め、幸いこの店は混んでねぇし」
『笠松先輩、ありがと、うござぃーーー』
最後まで言い着る前に彼女は眠った。
きっとずっと気を張っていたのだろ。
その重みは聞いているだけの俺でもしんどいモノだった。
目元の隈がそれを象徴しているかのように。
こんな華奢な体と必ずしも強い心を持っていない彼女のことだ。
本当はもうとっくの前から限界が来ていたのだろ。
それを必死で支えたのはーーー。
「ったく、あのアホはなに見てやがったんだ」
おかわりをしたコーヒーを飲みながら沸々と怒りにも似た、いや怒りが込み上げる。
と、机の上に置いてある自分のではないスマホが鳴った。
彼女には申し訳なく思うが、それを手に取りディスプレイを見ると“涼太くん”との文字。
ここは元主将として一発キツいの入れるか。
そう思って、通話ボタンを押した。
「菜緒!
おまっなんだこの家の、いやいまどこに」
「…妻の心配より家の心配か?」
「は、誰」
「安心しろお前の女は俺の隣で寝てっから」
「ね、寝!?」
「あぁ、安心した顔してな」
さーて、久々にド阿呆な後輩に蹴りを入れに入れるか。
鈍ってないといいけどな、なんて思いながらスマホからはギャーギャーとうるさい声が響いて頭痛がしそうだったので問答無用で通話を切った。
「はー、久しくやってねぇから鈍ってねぇといいんだけどな」
そうつぶやくといつの間にか眠っている彼女に太陽の光が包んでいた。
「どうしてそう思う」
きっとずっと前から気がついていた。
涼太くんが私のこと家政婦かなんかだと思っていたこと。
実は、あのメッセが来る前から浮気を知っていたこと。
なのに、私はなんも知らない振りをして甘えていた。
問い詰めることも、引き留める努力をせず。
必死にしがみついていた。
『もう、自分が嫌になる
涼太くんだって愛想尽かすのも当たり前です』
既に冷え切っていたコーヒーをクイッと飲み干す。
『それに涼太くん私が飲めないの知らないんです、ブラックコーヒー』
でも飲んだ。
口の中に苦い苦い液体が入ってきても笑顔を取り繕って美味しいっていって。
「なんで、言わなかった?」
『好きになりたかったから
涼太くんの好きなモノ私も好きになりたかったから
でも、やっぱり甘いコーヒーじゃないと飲めませんね』
先輩を見ながら言うと何故か少し安心した顔をした。
そのことを不思議に思って、首を傾げる。
「さっきまでのお前半分以上魂抜けてたぞ
それに覚えてねぇみたいだけど俺が見つけたとき横断歩道のど真ん中にいたんだから肝が冷えたぜ」
『おう、だんほどう』
全然覚えてない。
「話し聞く限り、黄瀬が悪い圧倒的に
でも、お前も悪いところあるのは分かってるんだろ?
さっき話してくれた内容それがお前の悪いところだ」
誰でも言い、誰かに話してしまえば良かったんだ。
『そうで、しょうか?
私の問題で、』
「ほら、お前の悪い癖。
高校のときも言ったが、何でも自分で抱え込みすぎてる。
自分のキャパを超えても、な」
例え、涼太くんに直接聞けなくても誰か味方になってくれる奴に話せば良かった。
「そうすれば、少なくとも今日みたいなことは無かった」
『でも、だって…嫌われたくなかった
もう、守られてるだけの女の子じゃなくて
守れる自分になりたかった』
ぽつり、と零した言葉にビックリした私が。
笠松先輩は、それでいいんだって。
「いいか、今のが答えだ
お前がもがいて苦しんで必死に手を伸ばした答え」
その言葉と気持ち忘れるな。強い瞳で強い言葉で言われた。
コクリと頷いて心に刻むように何度も何度も頭で繰り返してた。
「少し休め、幸いこの店は混んでねぇし」
『笠松先輩、ありがと、うござぃーーー』
最後まで言い着る前に彼女は眠った。
きっとずっと気を張っていたのだろ。
その重みは聞いているだけの俺でもしんどいモノだった。
目元の隈がそれを象徴しているかのように。
こんな華奢な体と必ずしも強い心を持っていない彼女のことだ。
本当はもうとっくの前から限界が来ていたのだろ。
それを必死で支えたのはーーー。
「ったく、あのアホはなに見てやがったんだ」
おかわりをしたコーヒーを飲みながら沸々と怒りにも似た、いや怒りが込み上げる。
と、机の上に置いてある自分のではないスマホが鳴った。
彼女には申し訳なく思うが、それを手に取りディスプレイを見ると“涼太くん”との文字。
ここは元主将として一発キツいの入れるか。
そう思って、通話ボタンを押した。
「菜緒!
おまっなんだこの家の、いやいまどこに」
「…妻の心配より家の心配か?」
「は、誰」
「安心しろお前の女は俺の隣で寝てっから」
「ね、寝!?」
「あぁ、安心した顔してな」
さーて、久々にド阿呆な後輩に蹴りを入れに入れるか。
鈍ってないといいけどな、なんて思いながらスマホからはギャーギャーとうるさい声が響いて頭痛がしそうだったので問答無用で通話を切った。
「はー、久しくやってねぇから鈍ってねぇといいんだけどな」
そうつぶやくといつの間にか眠っている彼女に太陽の光が包んでいた。
