ハッピーエンド?
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私には無理だったのだ、最初から。
あの人の隣にいてた、何年も。
ずっと一緒って約束もしてないもん。
それでも一緒にいてくれた、隣に置いてくれた、誰にも見せない笑顔を泣き顔を。
全部全部ーーー。
プツン、と音が切れた音がした。
その瞬間不思議と涙が止まった。
そして、なんにも感じなくなった。
涼太くんへと向けていた感情全て。
哀しみも喜びも、愛しささえも。
もういい、もうなんでもいいや。
テーブルクロスを乱暴に引き抜きガラスとお皿そして私が作った料理が音を立てて崩れ落ちた。
『ははっ、もう要らない』
その要らないものというのは、料理か私かそれとも涼太くんか。
「おい!なにやってんだ!!」
『えーーーーーー先輩?』
急に腕をつかまれ朦朧としていた意識が戻ってくる。
『なんでーーここに?』
「それはこっちの台詞だ、傘も差ささねぇで」
傘?
先輩だ先輩がいる。
懐かしい、何年も会っていなかった。
『お久しぶり、ですね
笠松先輩』
「んなこと言いから傘入れ」
グイッと捕まれていた腕を引っ張られて、先輩との距離が近くなる。
頭上からはザーザーと音がして、先輩が少しだけ乱暴にタオルで髪の毛を拭いてくれた。
と、いうかなんで先輩がここに?
どうして私はこんなにずぶ濡れなの?
改めて周りを見渡すと私は外にいた。
あれ、私いつの間にか外に出ていたの?
「しかもお前、裸足じゃねえか」
先輩の言葉と今自分がいる状況が分からない。
なんで?どうして?そればかりが頭の中でグルグル巡って纏まらない。
「とりあえず…あの店入るぞ」
そのまま先輩に引っ張られる形で歩き出す。
あぁ、やっぱり違うな。
「コーヒー2つ、でいいか?」
その質問にコクリと頷き、そのまま俯いた。
今の状況が分からない。
なんで、家にいたのに、外にいた、どうして?
「お待たせしました、コーヒー2つです」
店員さんが運んでくれたコーヒーが目の前に差し出されるが飲める気がしない、と思っていたらコーヒーに白いミルクが入れられていた。
びっくりして顔を上げると、先輩がミルクを入れてくれていてついでに砂糖を渡してくれた。
「お前、苦いのダメだったろ確か」
『ーーっせん、先輩』
「何があったか、喋れるか?」
その変わらぬ優しさに堰を切ったように涙が溢れ気持ちが溢れ。
しどろもどろで纏まっていない気持ちを吐き出した。
最近の涼太くんのこと、浮気のこと、結婚記念日と映画のことーーーそしてなにより、隣を誰かに取られてしまうことそれが何より恐ろしいこと。
纏まってなくても、泣きながらでも先輩はずっと最後まで黙って聞いてくれた。
『…もう、どうしたらいいか
分からないんです』
「そうか」
そう言って先輩はコーヒーを一口飲んだ。
あの人の隣にいてた、何年も。
ずっと一緒って約束もしてないもん。
それでも一緒にいてくれた、隣に置いてくれた、誰にも見せない笑顔を泣き顔を。
全部全部ーーー。
プツン、と音が切れた音がした。
その瞬間不思議と涙が止まった。
そして、なんにも感じなくなった。
涼太くんへと向けていた感情全て。
哀しみも喜びも、愛しささえも。
もういい、もうなんでもいいや。
テーブルクロスを乱暴に引き抜きガラスとお皿そして私が作った料理が音を立てて崩れ落ちた。
『ははっ、もう要らない』
その要らないものというのは、料理か私かそれとも涼太くんか。
「おい!なにやってんだ!!」
『えーーーーーー先輩?』
急に腕をつかまれ朦朧としていた意識が戻ってくる。
『なんでーーここに?』
「それはこっちの台詞だ、傘も差ささねぇで」
傘?
先輩だ先輩がいる。
懐かしい、何年も会っていなかった。
『お久しぶり、ですね
笠松先輩』
「んなこと言いから傘入れ」
グイッと捕まれていた腕を引っ張られて、先輩との距離が近くなる。
頭上からはザーザーと音がして、先輩が少しだけ乱暴にタオルで髪の毛を拭いてくれた。
と、いうかなんで先輩がここに?
どうして私はこんなにずぶ濡れなの?
改めて周りを見渡すと私は外にいた。
あれ、私いつの間にか外に出ていたの?
「しかもお前、裸足じゃねえか」
先輩の言葉と今自分がいる状況が分からない。
なんで?どうして?そればかりが頭の中でグルグル巡って纏まらない。
「とりあえず…あの店入るぞ」
そのまま先輩に引っ張られる形で歩き出す。
あぁ、やっぱり違うな。
「コーヒー2つ、でいいか?」
その質問にコクリと頷き、そのまま俯いた。
今の状況が分からない。
なんで、家にいたのに、外にいた、どうして?
「お待たせしました、コーヒー2つです」
店員さんが運んでくれたコーヒーが目の前に差し出されるが飲める気がしない、と思っていたらコーヒーに白いミルクが入れられていた。
びっくりして顔を上げると、先輩がミルクを入れてくれていてついでに砂糖を渡してくれた。
「お前、苦いのダメだったろ確か」
『ーーっせん、先輩』
「何があったか、喋れるか?」
その変わらぬ優しさに堰を切ったように涙が溢れ気持ちが溢れ。
しどろもどろで纏まっていない気持ちを吐き出した。
最近の涼太くんのこと、浮気のこと、結婚記念日と映画のことーーーそしてなにより、隣を誰かに取られてしまうことそれが何より恐ろしいこと。
纏まってなくても、泣きながらでも先輩はずっと最後まで黙って聞いてくれた。
『…もう、どうしたらいいか
分からないんです』
「そうか」
そう言って先輩はコーヒーを一口飲んだ。
