初恋ランプ
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最近何かがおかしい。
なにがとは上手く言えないけれども違和感を感じる。
その違和感を感じたのは、竜崎さんと小坂田さんに拉致られて数日経ってからだ。
その違和感は必ず学校で感じる、けれどクラスでは感じない。
何故だろ、とひとり唸ってるとコツンと頭を小突かれた。
『ビックリした、なに…鈴木くん』
「いや、変な顔だと思ってな」
『へ、変…って失礼な!』
まただ、最近こうやって考え事してると鈴木くんによく絡まれる。
ぎゃーぎゃー、と言い合いをしてると先生が来て授業が始まる。
そんな日々を過ごしてる。
放課後になれば部活を終えたお兄ちゃんを迎えに行って、先輩たちに挨拶して帰る。
『ねー、お兄ちゃん?』
「んーーなに、」
『なんか最近変って言うか、学校で違和感を感じるんだよね』
このことは今日はじめて言った。
校内ランキング戦の近いお兄ちゃんに心配掛けたくなかった。
だから、レギュラーが確定した今日言った。
まーいつもみたいに気のせいって言われるんだろうけど……っととっと。
『もう、急に止まらないでよ!
危ないじゃん!』
「いつから?」
『へ…あーと、最近だよ最近!
でも私の気のせいだねきっと!!』
振り返るとすっごく心配そうでどこか怒っている様な兄がいた。
とっさに嘘をついた、心配掛けたくないって思ってたのにかけてしまった。
レギュラーに決まったって事は、これから大事な試合が控えているって事だ。自分の失言を今更知った。
「…なら、いいけど。
なんかあったら絶対に言ってね」
『でも、』
「い、え、よ!」
『は、はいっ!』
再び兄に引っ張られて慌てて歩幅を合わせる。
びっくりした、あまりの兄の迫力にたじろいでしまった。
でも、ごめんおにいちゃん。
やっぱり嘘をつくことに決めたよ。
私は、普段のお兄ちゃんも好きだけど。
大好きなテニスをしているお兄ちゃんが大好きだから、だから。
『今日の夕ごはん私が担当なんだ!
特別に茶碗蒸し作ってあげるね、レギュラー決定のお祝いに』
「大袈裟、でもまつりの茶碗蒸しは食べる」
その言葉に思わず笑みがこぼれる。
けれど、このときの私たちは知らなかった。
こんな穏やかな日常を恋しく思う日が来るなんて。
.
なにがとは上手く言えないけれども違和感を感じる。
その違和感を感じたのは、竜崎さんと小坂田さんに拉致られて数日経ってからだ。
その違和感は必ず学校で感じる、けれどクラスでは感じない。
何故だろ、とひとり唸ってるとコツンと頭を小突かれた。
『ビックリした、なに…鈴木くん』
「いや、変な顔だと思ってな」
『へ、変…って失礼な!』
まただ、最近こうやって考え事してると鈴木くんによく絡まれる。
ぎゃーぎゃー、と言い合いをしてると先生が来て授業が始まる。
そんな日々を過ごしてる。
放課後になれば部活を終えたお兄ちゃんを迎えに行って、先輩たちに挨拶して帰る。
『ねー、お兄ちゃん?』
「んーーなに、」
『なんか最近変って言うか、学校で違和感を感じるんだよね』
このことは今日はじめて言った。
校内ランキング戦の近いお兄ちゃんに心配掛けたくなかった。
だから、レギュラーが確定した今日言った。
まーいつもみたいに気のせいって言われるんだろうけど……っととっと。
『もう、急に止まらないでよ!
危ないじゃん!』
「いつから?」
『へ…あーと、最近だよ最近!
でも私の気のせいだねきっと!!』
振り返るとすっごく心配そうでどこか怒っている様な兄がいた。
とっさに嘘をついた、心配掛けたくないって思ってたのにかけてしまった。
レギュラーに決まったって事は、これから大事な試合が控えているって事だ。自分の失言を今更知った。
「…なら、いいけど。
なんかあったら絶対に言ってね」
『でも、』
「い、え、よ!」
『は、はいっ!』
再び兄に引っ張られて慌てて歩幅を合わせる。
びっくりした、あまりの兄の迫力にたじろいでしまった。
でも、ごめんおにいちゃん。
やっぱり嘘をつくことに決めたよ。
私は、普段のお兄ちゃんも好きだけど。
大好きなテニスをしているお兄ちゃんが大好きだから、だから。
『今日の夕ごはん私が担当なんだ!
特別に茶碗蒸し作ってあげるね、レギュラー決定のお祝いに』
「大袈裟、でもまつりの茶碗蒸しは食べる」
その言葉に思わず笑みがこぼれる。
けれど、このときの私たちは知らなかった。
こんな穏やかな日常を恋しく思う日が来るなんて。
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