初恋ランプ
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私たちはいつも一緒、一心同体、生まれたときも一緒だったんだから。だから、これからもずーーっと一緒だよ。
そう、思っていたのに……。
「まつり、ころぶな…」
『え?ひゃああ!』
足がもつれて地面が近づく、来るべき痛みにギュッと目を閉じる。
…………って、あれ?
「ったく、何やってんだよ」
『お兄ちゃん!』
「言ってる傍から、転ぼうとするな」
『ありがとーー!!』
転びそうになった私を抱えて守ってくれた、兄にお礼を言うと。
「人の話聞け」と怒られてしまったので、ごめんなさーいと笑顔で謝った。
それを見た兄は呆れたように私の体を離して、今度は手を握ってきた。
その行動を不思議に思うことはなかった、いつものことだから。
こうやって手をつないで今度は転ばないように、って。
えへへ、と笑う私に「調子に乗るな」ってデコピン攻撃をされました。今回はちょっと強めに、繋がれてない左手で摩りながら痛いよ、抗議したら「痛いようにしたんだから当たり前だろ」って。
『お兄ちゃんの意地悪』
「まつりのドジ」
『う~~~』
「お前が俺に勝てると思ってんの?」
特に口げんかで、って勝ち誇ったかのような顔をした。
悔しい!悔しいけれど、言われたとおり。
私は兄に口げんかで勝ったことがない、他にもあるけど…。
「ほら、行くぞ。
入学式に遅刻とか勘弁だからオレ」
『は~い』
そう言われて握った手に強く力を込めた。
やっぱり優しいなと思う我が兄は。
だって、一人で行こうと思えば行けるのに。
私と同じ歩幅で歩いてくれる。
そんなことを思いながら、私たちは新しい学び舎へと足を進めた。
「おーい、そこの馬鹿兄妹。
さっさと来い」
「写真取り損ねちゃうわよ。
せっかくこんなに綺麗な桜なのにー」
先に出かけた両親に急かされ、私と兄は駆けだした。
その間も私が転ばないように気を遣って。
うーん、コレって過保護っていうのでは?
と思ったが言ったらまたデコピン攻撃が来そうなので黙っておいた。
まあ、そんなこんなで私たちは 青春学園中等部 の門をくぐった。
その一歩が天国か地獄の入り口だとも知らずに。
私、越前まつりと兄越前リョーマは繋いだ手を離さずに入ったのだ。
そう、思っていたのに……。
「まつり、ころぶな…」
『え?ひゃああ!』
足がもつれて地面が近づく、来るべき痛みにギュッと目を閉じる。
…………って、あれ?
「ったく、何やってんだよ」
『お兄ちゃん!』
「言ってる傍から、転ぼうとするな」
『ありがとーー!!』
転びそうになった私を抱えて守ってくれた、兄にお礼を言うと。
「人の話聞け」と怒られてしまったので、ごめんなさーいと笑顔で謝った。
それを見た兄は呆れたように私の体を離して、今度は手を握ってきた。
その行動を不思議に思うことはなかった、いつものことだから。
こうやって手をつないで今度は転ばないように、って。
えへへ、と笑う私に「調子に乗るな」ってデコピン攻撃をされました。今回はちょっと強めに、繋がれてない左手で摩りながら痛いよ、抗議したら「痛いようにしたんだから当たり前だろ」って。
『お兄ちゃんの意地悪』
「まつりのドジ」
『う~~~』
「お前が俺に勝てると思ってんの?」
特に口げんかで、って勝ち誇ったかのような顔をした。
悔しい!悔しいけれど、言われたとおり。
私は兄に口げんかで勝ったことがない、他にもあるけど…。
「ほら、行くぞ。
入学式に遅刻とか勘弁だからオレ」
『は~い』
そう言われて握った手に強く力を込めた。
やっぱり優しいなと思う我が兄は。
だって、一人で行こうと思えば行けるのに。
私と同じ歩幅で歩いてくれる。
そんなことを思いながら、私たちは新しい学び舎へと足を進めた。
「おーい、そこの馬鹿兄妹。
さっさと来い」
「写真取り損ねちゃうわよ。
せっかくこんなに綺麗な桜なのにー」
先に出かけた両親に急かされ、私と兄は駆けだした。
その間も私が転ばないように気を遣って。
うーん、コレって過保護っていうのでは?
と思ったが言ったらまたデコピン攻撃が来そうなので黙っておいた。
まあ、そんなこんなで私たちは 青春学園中等部 の門をくぐった。
その一歩が天国か地獄の入り口だとも知らずに。
私、越前まつりと兄越前リョーマは繋いだ手を離さずに入ったのだ。
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