初恋ランプ
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“一日一善”
それが我が家、一瀬家の家訓です。
ひいおじいちゃんが決めたそうです。
その心得を胸に私、一瀬まつりは今日中学一年生になります。
鏡に映る私は憧れの中学校の制服を着た私……いや、着られているともいいますか。
その事実に少しいじけていたらお母さんの声が聞こえて、もう学校へ登校しなくてはいけない時間でした。
慌てて鞄ともう一度鏡を見て身だしなみを確認です。
よしっ、中学生活を楽しみますよーー!!
わくわくな気持ちを抑えることなく私は走り出しました。
「ちょ、あんたどこ行くの!?
学校は左に曲がるって…」
昨日あんだけ口酸っぱく言ったのに。
と、母はがっくりと項垂れたと帰ってきた私に伝えました。
そうなのです、私は超がつくほどの方向音痴らしいのです。
そんなことないはずなのですが、、どうやら本日をもって自覚しなければいけないようです。
『ここは、どこでしょう?』
はて、一体どこで道を間違えたのでしょう。
気がついたら、お寺の階段でネコちゃんと戯れていました。
どこで手に入れたのか、猫じゃらしを持っていました。
『ネコちゃんさん、ネコちゃんさん。
私が今日から通う中学校の場所を知りませんか?』
私がそう言うと、目の前の可愛らしいネコちゃんは首を傾げてしまいました。
そして私は今の状況に血の気が引いていくのがハッキリ分かりました、分かりたくない感覚です。
『大変です、メーデーです、緊急事態です!
これでは学校に行けません!!』
「……あんた誰?ていうかなにやってんの?」
声のする方へ顔を向けると。
なんと言うことでしょう。
とてもお顔が整っている男の子が立っていました。
そして、偶然いいえこれは奇跡です。
その男の子は私が今日から通う青春学園の生徒でした。
『ありがとうございました!
本当に本当に助かりました!』
ネコちゃんとの別れを告げ、その男の子は私の手を引いて驚いている私を無視して「この時間だと走らないと遅刻するんだよね」と。
学校へと連れて行ってくれました。
おかげで遅刻は免れぎりぎりセーフで間に合いました。
「じゃあ、俺はこっちだから行くね。
新入生さん」
『へっ!?』
あとで知ったのですが、私を助けてくれた男の子は私の一つ上の先輩でこの青春学園のヒーローで英雄で王子様でした。
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それが我が家、一瀬家の家訓です。
ひいおじいちゃんが決めたそうです。
その心得を胸に私、一瀬まつりは今日中学一年生になります。
鏡に映る私は憧れの中学校の制服を着た私……いや、着られているともいいますか。
その事実に少しいじけていたらお母さんの声が聞こえて、もう学校へ登校しなくてはいけない時間でした。
慌てて鞄ともう一度鏡を見て身だしなみを確認です。
よしっ、中学生活を楽しみますよーー!!
わくわくな気持ちを抑えることなく私は走り出しました。
「ちょ、あんたどこ行くの!?
学校は左に曲がるって…」
昨日あんだけ口酸っぱく言ったのに。
と、母はがっくりと項垂れたと帰ってきた私に伝えました。
そうなのです、私は超がつくほどの方向音痴らしいのです。
そんなことないはずなのですが、、どうやら本日をもって自覚しなければいけないようです。
『ここは、どこでしょう?』
はて、一体どこで道を間違えたのでしょう。
気がついたら、お寺の階段でネコちゃんと戯れていました。
どこで手に入れたのか、猫じゃらしを持っていました。
『ネコちゃんさん、ネコちゃんさん。
私が今日から通う中学校の場所を知りませんか?』
私がそう言うと、目の前の可愛らしいネコちゃんは首を傾げてしまいました。
そして私は今の状況に血の気が引いていくのがハッキリ分かりました、分かりたくない感覚です。
『大変です、メーデーです、緊急事態です!
これでは学校に行けません!!』
「……あんた誰?ていうかなにやってんの?」
声のする方へ顔を向けると。
なんと言うことでしょう。
とてもお顔が整っている男の子が立っていました。
そして、偶然いいえこれは奇跡です。
その男の子は私が今日から通う青春学園の生徒でした。
『ありがとうございました!
本当に本当に助かりました!』
ネコちゃんとの別れを告げ、その男の子は私の手を引いて驚いている私を無視して「この時間だと走らないと遅刻するんだよね」と。
学校へと連れて行ってくれました。
おかげで遅刻は免れぎりぎりセーフで間に合いました。
「じゃあ、俺はこっちだから行くね。
新入生さん」
『へっ!?』
あとで知ったのですが、私を助けてくれた男の子は私の一つ上の先輩でこの青春学園のヒーローで英雄で王子様でした。
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