ペトリコール
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雨が降っている朝はいつも涙を流しながら目を覚ます。
いつからこんな体質になったのかは分からない。
気がついたときにはこうなっていた。
今朝も朝、雨が降っていたため涙が頬を伝っていた。
両親の海外転勤が決まって私は祖母の住む街へと越してきた。
転校初日も雨が降っていて、私は泣きながら目を覚ます。
誰か、大切な誰かが一緒にいた気がする…いつ?どこで?
そんなモヤモヤを抱えながら私は新しい制服に袖を通す。
…やっぱり前の学校の制服の方が可愛い、そんなことを思いながら。
転校初日のお決まりの出来事が起こって、少しだけだけど話して気が合いそうな子もいた。
まぁ、制服はいまいちだけどなんとかやっていけそう。
そんなことを思って、帰って行く。
歩いて歩いて、ふっと我に返る。
どこだここは?
早く帰りたいけれど新しい街、今現在自分がどこにいるのか分からなかった。
分からないはず、なのにどこか懐かしい──気がする。
このまま心が示す場所まで行けば何かがあるのか?
そんな曖昧な気持ちと新しい街を探索しようという気持ちで歩いてみることにした。
空にはまだ雨雲が残っていた。
『ここを抜けると──、わぁ公園だ!』
懐かしい!そう心が思ったのはきっと公園自体にくるのが久しぶりだから。
流石に高校の制服でブランコ乗れないしなぁ。
なんて思って踵を返すと、そこには長身の男が立っていた。
『わっ!
ご、ごめんなさい大丈夫ですか!?』
不思議とその人は気配が全くなく、体がぶつかっても無反応。
サァ、、と血の気が引く。
もしかしなくもない、この人ヴィランだ!!
分かっているのに逃げなくてはいけないのに。
足がガクガクして、声を出そうにも怖くて出来ない。
ヴィランが手を伸ばし私の手首を掴んできて。
もうダメ、そう思ったとき。
「あぶねぇ!!」
『??』
声がして気がついたらそのヴィランと私の間に氷の壁が出来ていた。
チッ、という声がして私から距離を取るヴィラン。
今度は氷壁と私の間にひとりの男の子が立っていた。
助かったのか更なるピンチか。
大丈夫か、と問うたのは赤と白の髪を持った男の子。
私を見ると、何故か目を見開いた。
どちらかは分からなかったけれど、その背中が何故か再び懐かしいと言う感情が溢れて緊張の糸が切れたかのように私は気を失った。
「…っ、ちーちゃ、ん!!」
.
いつからこんな体質になったのかは分からない。
気がついたときにはこうなっていた。
今朝も朝、雨が降っていたため涙が頬を伝っていた。
両親の海外転勤が決まって私は祖母の住む街へと越してきた。
転校初日も雨が降っていて、私は泣きながら目を覚ます。
誰か、大切な誰かが一緒にいた気がする…いつ?どこで?
そんなモヤモヤを抱えながら私は新しい制服に袖を通す。
…やっぱり前の学校の制服の方が可愛い、そんなことを思いながら。
転校初日のお決まりの出来事が起こって、少しだけだけど話して気が合いそうな子もいた。
まぁ、制服はいまいちだけどなんとかやっていけそう。
そんなことを思って、帰って行く。
歩いて歩いて、ふっと我に返る。
どこだここは?
早く帰りたいけれど新しい街、今現在自分がどこにいるのか分からなかった。
分からないはず、なのにどこか懐かしい──気がする。
このまま心が示す場所まで行けば何かがあるのか?
そんな曖昧な気持ちと新しい街を探索しようという気持ちで歩いてみることにした。
空にはまだ雨雲が残っていた。
『ここを抜けると──、わぁ公園だ!』
懐かしい!そう心が思ったのはきっと公園自体にくるのが久しぶりだから。
流石に高校の制服でブランコ乗れないしなぁ。
なんて思って踵を返すと、そこには長身の男が立っていた。
『わっ!
ご、ごめんなさい大丈夫ですか!?』
不思議とその人は気配が全くなく、体がぶつかっても無反応。
サァ、、と血の気が引く。
もしかしなくもない、この人ヴィランだ!!
分かっているのに逃げなくてはいけないのに。
足がガクガクして、声を出そうにも怖くて出来ない。
ヴィランが手を伸ばし私の手首を掴んできて。
もうダメ、そう思ったとき。
「あぶねぇ!!」
『??』
声がして気がついたらそのヴィランと私の間に氷の壁が出来ていた。
チッ、という声がして私から距離を取るヴィラン。
今度は氷壁と私の間にひとりの男の子が立っていた。
助かったのか更なるピンチか。
大丈夫か、と問うたのは赤と白の髪を持った男の子。
私を見ると、何故か目を見開いた。
どちらかは分からなかったけれど、その背中が何故か再び懐かしいと言う感情が溢れて緊張の糸が切れたかのように私は気を失った。
「…っ、ちーちゃ、ん!!」
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