【DC】Short stories
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待ち合わせのカフェに約束の時間10分前に着いた
私は基本的に待ち合わせ10分前行動なのでいつも通り、予定通り
今日は暖かいし、ツバの広い帽子を被ってきたからテラス席でこちらに急いで来るであろう彼を待ってみようかとレジでロイヤルミルクティを注文する
商品受け取り口でロイヤルミルクティを受け取り、テラス席に出てみるとちょうど良い按配に彼が来る方向の席が空いていたのでそこに座り日差しを避けるために帽子を少し目深に被り直して彼が来るであろう方向をぼんやりと眺める
時計を見ると待ち合わせ5分前
だけどまだ彼の姿は見えない
彼は決して時間にルーズという訳ではないけど待ち合わせの時間に間に合うことはあまり無い
なぜなら彼は良く人に声を掛けられるから
土地に不慣れなおばあさんや綺麗な女性や可愛い女の子…
声を掛けられる理由は様々だけど彼は特別異性に良く声を掛けられる
人好きする優しい顔は普通にしていても微笑んでるように見えるしニコリと笑えば自分に好意を持ってくれてると思ってしまう
人誑しと言っても差し支えないかもしれない
今日はどのくらい遅れてくるかしら?
慌ててこちらに来るであろう彼の顔を思い浮かべ私はゆるりと口元を緩ませた
待ち合わせの時間になったけどやっぱり彼の姿は見つけられない
今日は何人に捕まってるのかな?
そう思いながら時間になっても到着しない彼は大体メッセージを送ってくれるのでスマホを取り出してみるとやっぱり彼からメッセージが届いていた
開いてみるとそのメッセージには
―今日のその帽子、あやにとても似合ってるけど顔が見えにくいのが残念かな?
とあり、いつもの少し遅れるという連絡とは違い、今日は彼がどこからか私のことを見ている様子を匂わせる文面
思わず周りを見回すけど彼の姿は見つけることができず、視界を広げるため目深に被っていた帽子を上にずらすとピロンとメッセージの届く通知音がする
手にしていたスマホを見ると彼からで
―キョロキョロしてるあやも可愛い
とある
これは確実にどっかで私を見ているなと思う
ここで慌てると彼を楽しませるだけだと分かってる
いつも遅れてくるのにたまに早く着いたからってどっかで私を観察してるのかなと思うと悔しい
だけど早く彼の顔が見たい
外にばかり気を取られていた私だったけどふとカフェの店内に目を向けるとサングラスをかけてる彼を見つけた
顔が見られて本当は嬉しかったのに素直になれなかった私は思わず睨み付けてしまう
私と目が合った彼はペロッと舌をいたずらっ子の様に出してテーブルに置いていた紙コップを手にテラスに出てきて私の向かいに座った
「あやは怒った顔も可愛いよ」
サングラスを外してウインクをしてくる研二くんの胸元をドンと叩くとオフッとオーバーに声を出した研二くんは彼の胸元にまだあった私の手を取り指を絡ませる
こうなると私の負け
自由の利くもう片方の手で顔を覆うとその手も研二くんによって捕まってしまう
「研二くんずるい…」
私の大好きな笑顔を浮かべて真っ直ぐこちらを見る研二くんに敗北宣言した
私は基本的に待ち合わせ10分前行動なのでいつも通り、予定通り
今日は暖かいし、ツバの広い帽子を被ってきたからテラス席でこちらに急いで来るであろう彼を待ってみようかとレジでロイヤルミルクティを注文する
商品受け取り口でロイヤルミルクティを受け取り、テラス席に出てみるとちょうど良い按配に彼が来る方向の席が空いていたのでそこに座り日差しを避けるために帽子を少し目深に被り直して彼が来るであろう方向をぼんやりと眺める
時計を見ると待ち合わせ5分前
だけどまだ彼の姿は見えない
彼は決して時間にルーズという訳ではないけど待ち合わせの時間に間に合うことはあまり無い
なぜなら彼は良く人に声を掛けられるから
土地に不慣れなおばあさんや綺麗な女性や可愛い女の子…
声を掛けられる理由は様々だけど彼は特別異性に良く声を掛けられる
人好きする優しい顔は普通にしていても微笑んでるように見えるしニコリと笑えば自分に好意を持ってくれてると思ってしまう
人誑しと言っても差し支えないかもしれない
今日はどのくらい遅れてくるかしら?
慌ててこちらに来るであろう彼の顔を思い浮かべ私はゆるりと口元を緩ませた
待ち合わせの時間になったけどやっぱり彼の姿は見つけられない
今日は何人に捕まってるのかな?
そう思いながら時間になっても到着しない彼は大体メッセージを送ってくれるのでスマホを取り出してみるとやっぱり彼からメッセージが届いていた
開いてみるとそのメッセージには
―今日のその帽子、あやにとても似合ってるけど顔が見えにくいのが残念かな?
とあり、いつもの少し遅れるという連絡とは違い、今日は彼がどこからか私のことを見ている様子を匂わせる文面
思わず周りを見回すけど彼の姿は見つけることができず、視界を広げるため目深に被っていた帽子を上にずらすとピロンとメッセージの届く通知音がする
手にしていたスマホを見ると彼からで
―キョロキョロしてるあやも可愛い
とある
これは確実にどっかで私を見ているなと思う
ここで慌てると彼を楽しませるだけだと分かってる
いつも遅れてくるのにたまに早く着いたからってどっかで私を観察してるのかなと思うと悔しい
だけど早く彼の顔が見たい
外にばかり気を取られていた私だったけどふとカフェの店内に目を向けるとサングラスをかけてる彼を見つけた
顔が見られて本当は嬉しかったのに素直になれなかった私は思わず睨み付けてしまう
私と目が合った彼はペロッと舌をいたずらっ子の様に出してテーブルに置いていた紙コップを手にテラスに出てきて私の向かいに座った
「あやは怒った顔も可愛いよ」
サングラスを外してウインクをしてくる研二くんの胸元をドンと叩くとオフッとオーバーに声を出した研二くんは彼の胸元にまだあった私の手を取り指を絡ませる
こうなると私の負け
自由の利くもう片方の手で顔を覆うとその手も研二くんによって捕まってしまう
「研二くんずるい…」
私の大好きな笑顔を浮かべて真っ直ぐこちらを見る研二くんに敗北宣言した