独自世界観及び、世界観を共有するキャラクター達についての設定置き場


世界観
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宇宙は無数に存在し、星は宇宙の数だけ輝いている。無数にある星々で舞台になるのは何かあった世界の地球。この地球には悪魔も天使も神もいるし、魔法だって存在するが、その存在を認知しているのはごく少数で、殆どの人は気づいていない。

・この世界の星
多くの星は生きている。ただ、ハッキリとした意思などを持っているわけではなく、何処か機械的である。
星には本能というものがあり、その本能とは自らを富ませること。

その富ませるの定義は星によってかわり、水に支配された星や、森に支配された星、火に支配された星など多岐にわたる。

星は生まれた時から生命の種をいくつか持っており、その生命の種の種類などによって星の行く先が変わる。

生きてない星も存在する。そのような星は、大抵は恒星であったり、小さすぎたり、生まれた時から死んでいたりする。

コントラスト 或いは紋様
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精霊も悪魔もヒト族もスピリットも、例え極めて究極に近い生命体でも、顔にコントラストか紋様が入っている。

生まれた時から誰でも必ず最低一色のスピリットを持ち、生まれずして持つことも、人為的な方法を除き後天的に自然に得ることは決してない。

コントラストに一つと同じものはなく、コントラストの色や入る場所、形などで当人の気質や特技などを表している。

紋様はスピリット独特のコントラストの事であり、形こそかなり違うが内面的には全く同じもの。

種族
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・精霊
精霊には二種類いる。星付きと星無しだ。
星が産声を上げ、それぞれを表すエレメントが根付き始めるときに、多くの精霊は出現する。例えば、水の精霊は星に水が根付いた時に、火の精霊は星に火が根付いた時に現れる。

大抵は、そのエレメントを表す精霊は一つしか存在しない。例えば、火の精霊が同じ星に二つも存在しているのは、極めて珍しい状況だ。

極稀に、そのエレメントが、星との関りが最も強い場合、同じ星に同じエレメントを表す精霊が複数いたりもする。

星が自らを富ませようとする意志の表れであり、精霊は星から離れすぎると動くことが出来なくなる。
(死を迎えるわけではない)

多くの精霊は自分勝手な存在であるが、その行動原理は、結果的には星の為になるようにできている。

しかし、星に支配されているわけではないので、偶に星にとって好ましくない行いをする精霊もいるが、そういう精霊は他の星付き精霊に罰を与えられる。

精霊は星が何らかの形で死を迎える、基消滅すると、それと並行して死に至る。
逆に言えば、星が死なない限り、精霊はどんな目にあっても決して死を向かることは無い。

しかし、稀に星が死を迎えても死ぬことなく生き長らえる精霊もいるが、帰る場所なくもやるべき事もない、無いない尽くしの生活に大半は一年足らずで耐えられずに発狂し、宇宙そのものが消滅するまで彷徨いながら生き続けることになる。

強靭な精神を持つ精霊は、星無しになっても発狂することなく新たな星に付こうとするが、多くは土着の精霊たちに追い出される。
星無しの精霊が、他の星に受け入れられる可能性は極めて低く、ありもしない未来を描きながら宇宙を旅し続けるという、いっそ発狂したほうがましなのかもしれない生活を送ることになってしまう。

どんな精霊も漏れなく眷属を生み出す力を持っていて、その多くは妖精と呼ばれる小さく、弱い力しか持たないものだが、時間をかけることによって、より強く、強靭な眷属を生み出すこともできる。

精霊の姿は星によって変わるが、大抵はその星のヒト族を模したものになるのは、星が擁する生命の種に影響されているからなのだろう。

・妖精
精霊が生み出す、精霊に絶対服従の眷属の総称。総じて強い力を持つ精霊たちは、力の誇示から、或いは仲間欲しさから、或いは気まぐれから、自らの眷属として妖精を生み出す。

妖精は大抵は短命で、精霊よりもずっとずっと弱いエレメントの力しか持たないが、稀に長命として生まれる妖精もいる。

そういった妖精は、長く生き、強い力を得て、単体で子を産み、村や町、或いは国を作り出す。

精霊の眷属ではあるが、常に付き従っているわけではなく、各々が勝手にここと定めた場所に居座り、その場所を不当に荒らすものから守っている。

・神、あるいは超次元的な宇宙人

宇宙は何千万年か、何億年かに一度大きく脈動する。その脈動からたまにその宇宙のすべてを宿したものが生まれることがある。

それらは総じて、あらゆる星で神や天使、あるいは宇宙人と呼ばれる存在であるが、極めて珍しい存在であるため、種族名を初めてとしてあらゆることが謎に満ちている。

判っているのは、精霊を指一本で倒してしまうほど強いだとか、どんな精霊でも起こせない奇跡を起こせてしまうだとか、圧倒的に強者たるということだけである。

・悪魔

星が富んで、生命が生まれて、そして文明が生まれると生み出される存在。

人々の恐れ、恐怖、あらゆる負の感情が形と力を持って出現した者たちの総称である。

知的生命体の意識、或いは知恵が生み出す存在であり、どんなに原始的な文明でも、それが文明であるのなら、悪魔は誕生する。

星にとっては異物でしかないが、精霊たちは悪魔を憎んだりはしない。何故なら、星と自分たちに直接的な害などないからだ。

悪魔は想像から生まれた存在なのだから、その想像もとに肖った力を持ち、思考を行う。

悪魔は自分たちの誕生は知らないし、深くは考えず、いつの間にか生まれていたという認識をしているものが殆どだ。

人々が自らに害をなす存在を生み出しているのだと知ったら、悪魔も人々もどう思うのだろうか。

負の感情を持つスピリットの事を気にも留めないことが殆どだが、稀に抱え込むものもあらわれる。

・スピリット
感情の表れと共に生まれ始め、感情が星に満ち溢れたことで星に根付く存在。

妖精に近いが妖精ではなく、人に近いが人でもなく、精霊にも近いが精霊でもない、それぞれの感情を象徴する存在達の総称。

ただ、例外として負の感情を親に持つ悪魔に対して、同じく負の感情を司るスピリットは強い共感を示し、そういったスピリットは稀に強い力を得るが、元々が争いごとを好まない性質なので、大抵は宝の持ち腐れに終わる。

しかしそういった負の感情のスピリットは悪魔と奇妙な友情を築く。

大した力を持たず、とても小さく弱い存在だが、司る存在を際限なく増幅させる力を持つ。

星の何処かに、深い深い樹海に囲われる険しい山脈の奥地にある泉、フギシカの泉とスピリットたちが呼ぶ巨大な泉はスピリットの眠る場所であり、そこにいるスピリットの持つコントラストの形をした水晶に見える本体から、魂が無数の形に分かれ星の隅々へと飛んでいく。

・ヒト族

どこの星でも年齢がある程度進むと、徐々に知能を持つ存在が表れ、文明が起こり始める。

ヒト族とは、大抵は弱者であり、特別な力を持たない存在だ。

ある星のヒト族は毛皮に覆われ森の中で暮らしていたり、またある星のヒト族は鱗と尻尾を生やし火山の中で暮らしていたり、星によってヒト族の姿は大きく変わるが、どの星のヒト族も二本脚で立ち、高い知能を持ち、集団で行動し、文明を築くなど、共通点は多くある。

精霊や悪魔の、最大の被害者であるが、時に星にとって最大の加害者となる。

しかし、ヒト族のほとんどは精霊も悪魔も本当に存在しているなどと思っていないし、星が生きていることも知らない。


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