設定置き場
ハ=エレティカ・フィデス

長き体毛を持つ足の無き龍
異様なまでに大きくギョロギョロした目玉。顔の半分を占め、目玉には恒星を中心とした星団のように見える眼球がある。
二対の二つに分かれた角。
長く兎のような耳。
全身に体毛が生えているが、特に頭部の鬣と尾の先端部分が顕著である。
頭部の大きさに対し全体が細身で頭部の大きさと釣り合わないように見える。
胴体は長く、地上から見上げてなおその大きさを確認できる。
足がなく、代わりに手が大きく発達し、頭部3つ分を合わせた大きさ。
鋭く硬い爪の生えた四本の長い指と短い指を一本ようする。
昼も夜も空を泳ぎ、太古に起こった物事を歌い、時折垣間見る未来を口ずさむ。
その声は矮小なる生き物にはあらゆる生命の本能を恐れさせる声としか聞こえず、低く唸り、何処までも響き、時には高く無機質に感じるその声を聴いて恐れを抱かない者はいない。
満月の夜になると何処かへと腰を下ろし、狂ったように異端な魂への祝福を歌い、異端な魂への信仰と忠誠を示す。
新月の夜になると上空で丸くなり、自らの尾を加えその場で回り続ける。
眠ったまま空を飛び移動する。
一日の殆どを眠りに費やし、その間に寝言として歌を歌う。
全身を覆う体毛の毛穴には退化した汗腺の代わりに風と熱を放出する器官があり、これらが絶え間なく風と熱を放出するため空を飛べる。
これらの器官の放出方向をある程度操れるた。
今まで摂食行動が確認されていない。
百より古く、千より遠く、万より彼方、時が生まれたその時より空を泳ぎ続ける彼の龍は、果たしてどこでその生を得たかすら、いや、正しく生き物であるかなのも定かでなく、その意思も、感情も、毛先一本の動きに至るまで、あらゆるものの上を行く。
その存在がどうして他者に理解されようか、いや、理解しようと試みることすら烏滸がましい。
ただ確実に確かなことは、星を変え宇宙を変え、過去と未来を歌い続ける存在であり、暗闇に光満ちる時異端への祝福を叫び、暗闇に闇満ちる時に、自らの尾を咥え空を回るということだけである。
もっとも、その目的は不明なのだが。
ハ=エレティカ・フィデスが現す世界には必ず動乱が起こり、必ずその動乱を治める者もあらわれる。そして動乱を治める者は、必ずそれまで忌み嫌われていたものである。
まあ、何も考えていない可能性も大いにあるが。という一文が彼の龍の文献に残されていた。_ある学者の記者会見より引用

長き体毛を持つ足の無き龍
異様なまでに大きくギョロギョロした目玉。顔の半分を占め、目玉には恒星を中心とした星団のように見える眼球がある。
二対の二つに分かれた角。
長く兎のような耳。
全身に体毛が生えているが、特に頭部の鬣と尾の先端部分が顕著である。
頭部の大きさに対し全体が細身で頭部の大きさと釣り合わないように見える。
胴体は長く、地上から見上げてなおその大きさを確認できる。
足がなく、代わりに手が大きく発達し、頭部3つ分を合わせた大きさ。
鋭く硬い爪の生えた四本の長い指と短い指を一本ようする。
昼も夜も空を泳ぎ、太古に起こった物事を歌い、時折垣間見る未来を口ずさむ。
その声は矮小なる生き物にはあらゆる生命の本能を恐れさせる声としか聞こえず、低く唸り、何処までも響き、時には高く無機質に感じるその声を聴いて恐れを抱かない者はいない。
満月の夜になると何処かへと腰を下ろし、狂ったように異端な魂への祝福を歌い、異端な魂への信仰と忠誠を示す。
新月の夜になると上空で丸くなり、自らの尾を加えその場で回り続ける。
眠ったまま空を飛び移動する。
一日の殆どを眠りに費やし、その間に寝言として歌を歌う。
全身を覆う体毛の毛穴には退化した汗腺の代わりに風と熱を放出する器官があり、これらが絶え間なく風と熱を放出するため空を飛べる。
これらの器官の放出方向をある程度操れるた。
今まで摂食行動が確認されていない。
百より古く、千より遠く、万より彼方、時が生まれたその時より空を泳ぎ続ける彼の龍は、果たしてどこでその生を得たかすら、いや、正しく生き物であるかなのも定かでなく、その意思も、感情も、毛先一本の動きに至るまで、あらゆるものの上を行く。
その存在がどうして他者に理解されようか、いや、理解しようと試みることすら烏滸がましい。
ただ確実に確かなことは、星を変え宇宙を変え、過去と未来を歌い続ける存在であり、暗闇に光満ちる時異端への祝福を叫び、暗闇に闇満ちる時に、自らの尾を咥え空を回るということだけである。
もっとも、その目的は不明なのだが。
ハ=エレティカ・フィデスが現す世界には必ず動乱が起こり、必ずその動乱を治める者もあらわれる。そして動乱を治める者は、必ずそれまで忌み嫌われていたものである。
まあ、何も考えていない可能性も大いにあるが。という一文が彼の龍の文献に残されていた。_ある学者の記者会見より引用
