独自世界観及び、世界観を共有するキャラクター達についての設定置き場
容姿
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ニシグは灰色のゆったりとした罰マークのシャツを着た、濃い灰の髪の、灰の角と羽が生えた、細身の男性のように見えます。
濃い灰色の、黒の罰マークが描かれたズボンを履いており、兎のような耳と、長い尻尾が生えています。顔に灰色のコントラストがあります。
イナックはニシグの尻尾の先から変異した青い触手の髪のようなものを持つ、異常に細い人型実態で、ぼんやり光る水色の眼をしています。
性格
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ニシグは、疑り深い性格であり基本的に他人を信用しません。
どんな窮地に立たされても決して他人の無償の善意に頼ることは無く、物のやり取りが発生して、初めて少しの信用を理解することが出来るほどです。
他を疑うことは生き物の絶対条件であると考え、正しい行いをする人々には喜んで力を貸します。
イナックは、意志も人格も命もない、ニシグの操り人形です。自我すらないので言葉を話すことすらしませんが、時折呻き声を漏らします。
経歴
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ニシグは人々の他者を疑い、警戒する心から生まれた、疑心の悪魔です。
永い間、ぼんやりと宙を漂いながら、不和の気配を感じ取ると、正しい行いを促そうと人々に力を貸してきました。
疑心と疑いが溢れる場所に多く姿を現し、この世をもっと正しい世界にするために存分に力を振るいますが、その度に何故か人々は一致団結し、ニシグが追い出されるということを何度も繰り返しています。
イナックは、魔術を得たいがためにニシグと契約したある男のなれ果てです。魔術を得た男は契約の果て、結果としてニシグに騙され、魂を奪われ取り込まれ、新たにイナックとして生まれ変わることになりました。
能力
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・飛行
空を揺蕩うように飛ぶことが出来ます。
・懐疑
心の内に秘めた他者に抱く不信感を増大させ、人々に不和を齎します。
・魔術
生き物の警戒心を異常増幅させる魔法を特に得意とします。
・不老
決して老いることはありませんが、不死ではありません。
・超感覚
全ての感覚が優れています。
設定
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・ニシグがイナックを取り込んだのは、従順な僕を作ってみたいという好奇心からです。
・両者とも、常に浮いています。
・イナックには意思も感情も命すらありません。
・ニシグは人が言葉で傷つけられて泣いてしまうことを心の底から理解することが出来ません。
・ニシグは生き物が争うのはごく自然なことなのに、それに抗おうとする人間をどうしてもおかしな生物としか思えせん。
・ニシグは嘗て精霊同士のけんかに手を出したために、精霊たちの不興を買い痛い目にあい、それからは精霊に対して無関係を決め込んでいます。
・イナッグの好物は魚のスープでした。
・ニシグはイナッグを切り離してワイヤレスのラジコンのように操作することが出来ます。
・ニシグは疑いすぎるあまり痛い目にあっても、決して疑うことをやめません。