ルクイーサ神話
逞しき大地ルフルエナと、流る海流ギルレガーは、生まれてすぐ引き別れ、それからは滅多に会わないのに、とても仲が良かった。
ルフルエナもギルレガーも、生まれた時より番になることを宿命づけられ、そんな2つは、己の持つ使命のせいで、たまにしか無い逢瀬を楽しみ、2つ愛を語らった。
時が許す少しばかりの間で、2つは懸命に心を通わせあった。
そんな2つは揃って良く、眠っている時でも会えたらねと語り合っていた。
2つはよく眠り、よく夢を見たので、その無数の夢が2つの思いの強さを受けて、輝く夢ムィリドンと悪夢トメイメアが生まれた。
夢の中で愛を語らうルフルエナとギルレガーを見て、ムィリドンとトメイメアは2つの力を合わせて、これからもずっと、ルフルエナとギルレガーが、夢で会えるようにした。
これに喜んだルフルエナとギルレガーは、今までよりずっと長く眠り、夢の中で何度も逢瀬を重ねて、ルフルエナは後に、無数の山と谷を産んだ。
世界が平坦なわけでなく、沢山の起伏あふれた土地があるのは、このことが原因である。
