忘れ物を届ける
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澤村大地のお姉様
IHが終わり春高に向けて練習に励む烏野高校排球部。彼らが練習をしている体育館の前に現れたのはひとりの女性。黒髪黒目、そして白い肌。身長は170近くあるだろうか、スラッとした姿はまさに大和撫子、その言葉がよく似合っていた。
が、しかしそんな淑やかな雰囲気に似合わず体育館の扉の開け方は雑で、大きな音をたてた扉に部員は驚き全員一斉にそちらに顔を向けた。レシーブ練の途中だったのか、オレンジ色の髪色をした少年は顔面レシーブをしていた。
「び……美人……っ!!」
誰かがそう言ったのには誰も反応せずに全員が固まっていた。なぜならそこにはたいそう美しい女性が立っていたのだから。美人で有名であるマネージャーの清水でさえ彼女に見とれていた。そんな沈黙のなかやっとのことで声を発したのは部長である澤村大地だった。
「……ね、姉さん……」
「姉さんっっ!!?」
澤村の言葉に部員全員が、さらには顧問にコーチまでが驚いた。「聞いてないぞ大地!?」「あんな美人のお姉さんいるとか、教えてくださいよ!」など悲鳴に近い声が飛び交っているがそんなことは気にもとめずに女性ー澤村の姉は大人2人の元へ移動して口を開いた。
「武田先生に烏養コーチですね?突然すいません、澤村大地の姉の花子と申します。いつも弟がお世話になっております。あと少しですが引退までどうか面倒を見てやってください」
「お、おお、ご丁寧にどうも……」
「澤村君のお姉さんでしたか!ご存知の通り顧問の武田一鉄と申します!澤村君はよくやってくれていますよ、逆に僕らがお世話になっているぐらいです!」
「そんな、ご謙遜を。いつも大地が家で話してるんですよ、お二人のこと。とても尊敬しているって」
このままだと日が暮れるまで会話を続けそうなので澤村は慌てて姉を止めた。喋り始めると止まらないのだ、この人は。
「姉さん、世間話はいいから。ていうか勝手に俺のこと話すなよ。用事はなに?」
いつもよりそっけない弟の言葉に花子は少しムッとしながら返事をした。
「大地がお弁当忘れたから届けてあげたんじゃない。主将がこんな忘れ物してちゃ部員に示しがつかないでしょう、これからは忘れないようにね」
微笑んで澤村の頭を撫でると颯爽と帰っていった。
「大地さん、羨ましいっス……あんな美人がお姉さん……」
「!?田中さんが泣いてる!?」
「冴子さんも充分綺麗だと思うけどな」
((大地さんのお姉様は大和撫子だと思う。ふわふわしてるけど怒るとこわい。大地さんはお姉様には弟らしい弟をしてたらいいと思う。大地さんのお姉様になりたい))
IHが終わり春高に向けて練習に励む烏野高校排球部。彼らが練習をしている体育館の前に現れたのはひとりの女性。黒髪黒目、そして白い肌。身長は170近くあるだろうか、スラッとした姿はまさに大和撫子、その言葉がよく似合っていた。
が、しかしそんな淑やかな雰囲気に似合わず体育館の扉の開け方は雑で、大きな音をたてた扉に部員は驚き全員一斉にそちらに顔を向けた。レシーブ練の途中だったのか、オレンジ色の髪色をした少年は顔面レシーブをしていた。
「び……美人……っ!!」
誰かがそう言ったのには誰も反応せずに全員が固まっていた。なぜならそこにはたいそう美しい女性が立っていたのだから。美人で有名であるマネージャーの清水でさえ彼女に見とれていた。そんな沈黙のなかやっとのことで声を発したのは部長である澤村大地だった。
「……ね、姉さん……」
「姉さんっっ!!?」
澤村の言葉に部員全員が、さらには顧問にコーチまでが驚いた。「聞いてないぞ大地!?」「あんな美人のお姉さんいるとか、教えてくださいよ!」など悲鳴に近い声が飛び交っているがそんなことは気にもとめずに女性ー澤村の姉は大人2人の元へ移動して口を開いた。
「武田先生に烏養コーチですね?突然すいません、澤村大地の姉の花子と申します。いつも弟がお世話になっております。あと少しですが引退までどうか面倒を見てやってください」
「お、おお、ご丁寧にどうも……」
「澤村君のお姉さんでしたか!ご存知の通り顧問の武田一鉄と申します!澤村君はよくやってくれていますよ、逆に僕らがお世話になっているぐらいです!」
「そんな、ご謙遜を。いつも大地が家で話してるんですよ、お二人のこと。とても尊敬しているって」
このままだと日が暮れるまで会話を続けそうなので澤村は慌てて姉を止めた。喋り始めると止まらないのだ、この人は。
「姉さん、世間話はいいから。ていうか勝手に俺のこと話すなよ。用事はなに?」
いつもよりそっけない弟の言葉に花子は少しムッとしながら返事をした。
「大地がお弁当忘れたから届けてあげたんじゃない。主将がこんな忘れ物してちゃ部員に示しがつかないでしょう、これからは忘れないようにね」
微笑んで澤村の頭を撫でると颯爽と帰っていった。
「大地さん、羨ましいっス……あんな美人がお姉さん……」
「!?田中さんが泣いてる!?」
「冴子さんも充分綺麗だと思うけどな」
((大地さんのお姉様は大和撫子だと思う。ふわふわしてるけど怒るとこわい。大地さんはお姉様には弟らしい弟をしてたらいいと思う。大地さんのお姉様になりたい))