忘れ物を届ける
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谷地仁花のお姉さん
「あ、ぅあ、ど、どどどうしよう………」
部活の昼休憩の時間。谷地はカバンを覗いて震えていた。
「?谷地さん?どうかした?」
「ぅひっ、ひっ、ひなた!?あ、え、えーっと……お弁当を…忘れてしまいまして……」
「えっ、まじで!?やばいじゃん!坂ノ下行く?」
明らかに様子がおかしい谷地に日向が声をかけると噛みながらも谷地は現状を説明する。さすがにお昼抜きは午後の練習にも影響するだろうから仕方なしに谷地は坂ノ下商店に行くことにした。主将である澤村に断りに行こうとしたとき扉の方から武田が谷地の名を呼んだ。
「は、はひっ、私なにかしてしまったのでしょうかっ」
「うーん、したといえば、したことになるんでしょうか……とりあえず、谷地さんにお客様です」
お客様…?と疑問に思っていると武田の後ろからとても見慣れた人物が出てきた。
「っ!?おっ、おね、お姉ちゃん!!?」
谷地の大きな声に全員が驚いた。いや、大きな声というよりお姉ちゃんというフレーズに驚いた。
「ありがとうございます、武田先生。
こーら仁花、お弁当忘れたでしょ。こんなんじゃまたお母さんにいろいろ言われるよ、しゃんとしな、しゃんと」
「ぅ、うん、ありがとう、お姉ちゃん」
「花子、谷地さんのお姉ちゃんだったのか……そういや名字一緒だもんな」
「大地さん知り合いですか!?」
澤村の言葉に田中が反応した。澤村によると、3年間同じクラスだそうだ。
「澤村くん、仁花どう?うまくやれてる?」
「ああ、よくやってくれてるよ。最近はもう慣れてきたし。な、清水」
澤村はもう一人のマネの清水にも声をかけた。
「うん、いい子だよ。ね、仁花ちゃん?」
「っしゃ、シャチ!!」
「潔子がそう言うなら大丈夫だね。これからも妹をよろしくね。じゃ」
そう言って花子は帰っていった。
「いいお姉ちゃんだね」
「はっ、はい……自慢の、お姉ちゃんです」
清水の言葉に谷地ははにかみながら答えた。
「あ、ぅあ、ど、どどどうしよう………」
部活の昼休憩の時間。谷地はカバンを覗いて震えていた。
「?谷地さん?どうかした?」
「ぅひっ、ひっ、ひなた!?あ、え、えーっと……お弁当を…忘れてしまいまして……」
「えっ、まじで!?やばいじゃん!坂ノ下行く?」
明らかに様子がおかしい谷地に日向が声をかけると噛みながらも谷地は現状を説明する。さすがにお昼抜きは午後の練習にも影響するだろうから仕方なしに谷地は坂ノ下商店に行くことにした。主将である澤村に断りに行こうとしたとき扉の方から武田が谷地の名を呼んだ。
「は、はひっ、私なにかしてしまったのでしょうかっ」
「うーん、したといえば、したことになるんでしょうか……とりあえず、谷地さんにお客様です」
お客様…?と疑問に思っていると武田の後ろからとても見慣れた人物が出てきた。
「っ!?おっ、おね、お姉ちゃん!!?」
谷地の大きな声に全員が驚いた。いや、大きな声というよりお姉ちゃんというフレーズに驚いた。
「ありがとうございます、武田先生。
こーら仁花、お弁当忘れたでしょ。こんなんじゃまたお母さんにいろいろ言われるよ、しゃんとしな、しゃんと」
「ぅ、うん、ありがとう、お姉ちゃん」
「花子、谷地さんのお姉ちゃんだったのか……そういや名字一緒だもんな」
「大地さん知り合いですか!?」
澤村の言葉に田中が反応した。澤村によると、3年間同じクラスだそうだ。
「澤村くん、仁花どう?うまくやれてる?」
「ああ、よくやってくれてるよ。最近はもう慣れてきたし。な、清水」
澤村はもう一人のマネの清水にも声をかけた。
「うん、いい子だよ。ね、仁花ちゃん?」
「っしゃ、シャチ!!」
「潔子がそう言うなら大丈夫だね。これからも妹をよろしくね。じゃ」
そう言って花子は帰っていった。
「いいお姉ちゃんだね」
「はっ、はい……自慢の、お姉ちゃんです」
清水の言葉に谷地ははにかみながら答えた。
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