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奇病

 花弁雪はなびらゆき症候群

美しいもの。その様なものに取りつかれると発症しやすい。
例えば、宝石・美容。人それぞれ美しいと感じるものが違うため明確な事は分らない。

発症すると美しいものが醜く見え、己が美しく見える。

だが、己が美しく見えるのも時間が経つにつれ
泥が混じった雪のように醜く見える。

そのため、発症者は整形中毒になりやすい。

整形をすればする程容姿は美しくなるが中身が醜くなる。
例:人を直ぐに貶す。 悪口・陰口が多い。 ものを盗む など。

美しくなるためなら何を捨てても構わない。という思想に脳が支配されるようだ。
私にはよく分からない。

症状が悪化するといくら整形をしても満足のいかない体に変化し、さらなる美を追い求めて自殺する者が多い。

死=救済のような考えで、死=天使になれる。 天使=究極の美。
という謎の思考に行き着くらしい。
理解したくもない。

治療法は見つかっていなく、症状の緩和は整形しか今のところない。

死ぬと花弁のような形のきらきらと光を反射した美しい雪になり散っていく。

最後まで美しい。
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