まっくろくろのおさとういっこ
あたし、今すっごく幸せな気分なの。
だって、君が向こうから歩いてきてるから。
「あー、理人くん遅いよー! もう、あたしずうっと待ってたんだからね?」
「……は?」
「ここでしょ? 理人くんが浮気相手ちゃんと住んでるところ。あ、まだ浮気相手ちゃん帰ってきてないから大丈夫だよ!」
「いや、浮気相手はお前で……。てかなんで、なんでここに――」
「びっくりしちゃった! ずうっと連絡ないから何してるのかと思ってたら、ずうっと浮気相手ちゃんといたんだね! あたしにも会いにきてほしかったなぁ」
あれれ? 大丈夫? 君の顔、どんどん青くなってるね。
それに、左手に指輪あるじゃん! あたしの手にはないよ? なんで?
あ、この前紬ちゃんの手にもあったっけ。なんでかなぁ?
「だめだよ、理人くん。あたしのいないところで勝手に幸せになるの、ぜーったいだめ!」
「……何言ってんだよ」
「だって理人くん、あたしのこと好きでしょ? あたしも理人くん大好きだもん。だから、いっしょに幸せにならなきゃだめだよ?」
「……は?」
「だから、浮気なんてしちゃだめ。浮気相手ちゃんのことはもう忘れないとだめだよ?」
「いや、紬は俺の――」
「浮気相手、でしょ? 理人くんの彼女はあたし」
「……狂ってる」
……わかってないなぁ、君は。
君があたしを拾ってホテルに連れて行ってくれた日、あたしの髪の毛乾かしてくれたよね。
あのときだよ? あのとき、君があたしをめちゃくちゃにしたの。天国の悪夢みたいな毎日を作ってくれたの。
ねえ、責任取ってくれるよね?
「ねえねえ、理人くん」
「……何」
「後悔してる? あたしといたこと」
「……当たり前だろ」
「……よかったぁ」
じゃあ、君はずうっとあたしの横にいてくれるね。
あたし、君の一生の後悔として添い遂げるよ。
病めるときも、健やかなるときも――
――あまーい悪夢に深く沈んで、ずうっといっしょ。
だって、君が向こうから歩いてきてるから。
「あー、理人くん遅いよー! もう、あたしずうっと待ってたんだからね?」
「……は?」
「ここでしょ? 理人くんが浮気相手ちゃんと住んでるところ。あ、まだ浮気相手ちゃん帰ってきてないから大丈夫だよ!」
「いや、浮気相手はお前で……。てかなんで、なんでここに――」
「びっくりしちゃった! ずうっと連絡ないから何してるのかと思ってたら、ずうっと浮気相手ちゃんといたんだね! あたしにも会いにきてほしかったなぁ」
あれれ? 大丈夫? 君の顔、どんどん青くなってるね。
それに、左手に指輪あるじゃん! あたしの手にはないよ? なんで?
あ、この前紬ちゃんの手にもあったっけ。なんでかなぁ?
「だめだよ、理人くん。あたしのいないところで勝手に幸せになるの、ぜーったいだめ!」
「……何言ってんだよ」
「だって理人くん、あたしのこと好きでしょ? あたしも理人くん大好きだもん。だから、いっしょに幸せにならなきゃだめだよ?」
「……は?」
「だから、浮気なんてしちゃだめ。浮気相手ちゃんのことはもう忘れないとだめだよ?」
「いや、紬は俺の――」
「浮気相手、でしょ? 理人くんの彼女はあたし」
「……狂ってる」
……わかってないなぁ、君は。
君があたしを拾ってホテルに連れて行ってくれた日、あたしの髪の毛乾かしてくれたよね。
あのときだよ? あのとき、君があたしをめちゃくちゃにしたの。天国の悪夢みたいな毎日を作ってくれたの。
ねえ、責任取ってくれるよね?
「ねえねえ、理人くん」
「……何」
「後悔してる? あたしといたこと」
「……当たり前だろ」
「……よかったぁ」
じゃあ、君はずうっとあたしの横にいてくれるね。
あたし、君の一生の後悔として添い遂げるよ。
病めるときも、健やかなるときも――
――あまーい悪夢に深く沈んで、ずうっといっしょ。
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