うちの畜生が正月太りしたのでダイエットして元のボディに戻します。
うちの畜生が正月太りしたのでダイエットして元のボディに戻します。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
ええ、まずは年末年始どのように皆さんは過ごしましたか。
私は六畳和室で隙間風が吹いていましたがにじさんじに所属し前年よりも収入が入ったのでそこそこいい食べ物が食べれました。
クリスマスチキンもケーキもサーモンも美味しかったです。年越しうどんも美味しかったです。年明けはおせち料理やお雑煮、おしるこも食べました。もちろんお餅もパクパクしました。
全て美味しかったです。これで私とまめねこは幸せな年末年始を過ごせました。めでたしめでたし。
そうなるはずでした。
どうやら見通しが甘かったようです。皆さんここまで聞いてもしかして私が太ったと思いましたか?
ですがご覧の通り私のこの体には何も変化はございません。
まだ話は終わってないですよ。帰らないでくださいよ。もっとよく私を見て見て。
ほらポケットにいつもまめねこがいるのにいないでしょ。
ようやく気づきましたか、そうこれを見てください。私はこたつに丸まっているまめねこを出し、みんなに見せた。
「どうなってるんだ!?」
「嘘だろ!?」
「猫みたいで可愛い!!」
「なるほど。レオスくん、まめねこ太ったんだ」
「そうなんですよーー」
まめねこの体は以前と変わってまるで鏡餅のような体型になってしまったんですねぇ〜〜。
私は公式番組とかで忙しかったですし筋トレもしていましたから体型維持は出来ていましたが、まめねこは寝て食っての生活でしたからね。
その結果デブまめねこになっていたんですねぇ〜〜。
「それで俺たちを呼んだのか」
「そうですね」
まめねこはレインくんとアクシアくんがまめねこの上にミカンを置いてまめねこ餅だーーっと遊んでいる場合ではないんです。確かにこのまめねこも可愛いのですが.......
「この大きさだとポケットに入らないですし何より服が破けてしまうんですよ」
「持ち運び出来ないのはなんか寂しいな」
「そもそも俺が不法所持見逃してるのに堂々と持ち運びs」
「なのでなんとかしていただけないかと思っているんですが」
「はいはい」
元気よく手を上げたのはアクシアくん!!なにかいい方法があるのでしょうか。
「博士もう痩せるの諦めていっそまめねこをポ〇モンのピ〇チュウみたいに肩に乗っければ解決じゃね」
あーーーー私としたことがその考えがありましたか!!確かにこれぐらいの重さは肩に乗せれば解決ですね。なんで思いつかなかったのでしょう。
「ありがとうアクシアくん!!」
アクシアの手をぎゅっと握りしめた。
「困ったときはお互い様だろ。おれたちエデン組なんだから」
アクシアくん……なんていい子なんでしょう。感動しました。
そして私はみんなに来てくれた感謝として食べ物を振舞おうとスーパーにまめねこと一緒に出かけました。これにてめでたしめでたし。
「あれヴィンさん帰ってくるの早くない?」
「実は……メスまめねこに振られてしまって……それでこの子ショック受けちゃってそれで今帰ってきたんです」
まめねこは哀愁を漂わせながらとぼとぼと部屋に入っていった。
そんなまめねこを可哀想と思ってかレインくんはまめねこの所へ行った。
「ねえ、パタちも一緒に考えるからさやっぱりダイエットしない?」
そうまめねこに言うとあの子はメラメラと燃えていました。これはやる気に満ち溢れていますね。
まめねこは頷き、私たちは一緒にダイエットを色々試してみました。
まず私の提案の筋トレのセットを一万垓回やるは皆さんに却下されました。色々と言いましたがダメでした。
次はオリバーくんの案の長距離走はいいと思いましたがローレンにストップされました。さすがに目立つから辞めてくれっと。
次、ローレン案のバランスボール。私の大きさしかなくそもそも乗れませんでした。
そしてアクシアくんの案は縄跳び。縄跳びならいけるっと思いまめねこ専用の縄跳びを作りましたが体重が重すぎて跳べませんでした。もーー跳べない畜生はただの畜生です。
そして最後の希望レインくんが考えたのは半身浴でした。
「これならお風呂に何時間か浸かればいいだけだから出来るぞ」
「確かにそれなら今のまめねこにも出来るね」
「おいおいおい、パタ姐天才か!?」
「パタさんそれいい!!」
「よーーーーし皆さんちょっと待ってください持ってきます」
そして半身浴のためお鍋とガスコンロを持ってきました。
うん?
なんでかって。
それはやはりちょうどいいサイズなので溺れることもありませんし、しかも温めることも出来るからですね。
そして私はお鍋の中にまめねこを入れて火を着けました。
グツグツグツグツまめねこは気持ち良さそうになっていますね。
グツグツぐーーグツグツぐーー。
「なあレオス」
「なんですからローレンくん」
「まめねこって食べられるか」
「ヴィンさん私も聞きたかった」
「僕もずっと気になってたんだよね」
「実はおれも」
ぐーー。まあ色合いも悪くないですし今なら食べられそうですかね。食べれるかは知りませんが。
「わかりませんが食べて見ます?」
そう問いかけると無言で皆さん頷き箸を片手に持ち一点を目指していった。
[完]
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