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レインコール

なんと変哲もない毎日。突然強盗が入ったり、殺人事件が起こることもなく一日一日を無駄に消費していた。
人々はその平凡こそが幸せだというが俺はそう思わない。
ただ寝て食べて生きることしか考えられない毎日の方こそ不幸ではないのか。


そう思っても俺の毎日は変わらない。
俺は平凡な日々に飽き飽きしながら商品の陳列をしている。
今はAM三時三十七分。ここは都会でもなく田舎でもない中途半端は街のためこの時間はあまりいないし、そもそも出歩いてる人がいないが今日は違った。
ピロリーンとこの時間にはなかなか聞かない自動ドアが開いた音が店に響いた。
店員は俺しかいないのですかさずいらっしゃいませっと言った。
にしてもこの時間にどんな客が来たんだと俺は興味が湧きチラッと入口を見た。
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